台風の話で書きそびれたが、実は台風の数日前に「バイオハザード4」という、プレイステーション2のゲームをクリアした。
このゲームについていくつか説明を加えておきたい。
まず、このゲームのジャンルはアクションとホラーである。
アクションは反射神経や射撃能力を駆使して敵と戦って先に進んでいくタイプのゲームのジャンルである。
ホラーは、ホラー映画のようにゾンビやその他の怪物が出てきて視聴者をびっくりさせるようなジャンルで、登場人物はそれら怪物から逃れ、又は戦って窮地を脱していく。
バイオハザード4という名前のとおり、前作があるわけだが、前作はこのホラーの部分が強かったのであるが、今作からはアクションのほうに重きが置かれている。つまり、積極的に怪物に攻撃を仕掛けて突破口を開かなければならないようになっている。
なお、「バイオハザード」という言葉自体は直訳すると「生物災害」という意味であり、ウイルス、細菌などで人間が危険な状況になる災害の事を言う。(この種の話は「アウトブレイク」などの映画で有名)
前作までのバイオハザードでは「T-ウイルス」と呼ばれる、人体に感染するとその人をゾンビ化させてしまうものが、アメリカ国内の架空の都市「ラクーンシティー」に流出し、そこから主人公が脱出を図る…というものであった。なので、主な敵は「ゾンビ」ということになる。
今回のはゾンビではなく、もともとは人間であったが”プラーガ”と呼ばれる寄生体に感染し、またはある目的から感染させられて”ガナード”(スペイン語で「家畜」という意味)と呼ばれる状態になった怪物と戦うことになる。ガナードたちはこの事件の黒幕によって操られていて、「よそ者」である主人公を攻撃してくる。
この黒幕によって(アメリカ)合衆国の大統領の娘が拉致されており、大統領一家の護衛を担当する予定だった主人公(上記ラクーンシティーの惨事の生き残りである)が大統領の娘を救出するためにこの危険地帯(ヨーロッパのスペイン語圏の国)に乗り込む…というストーリーである。
今回私がクリアしたのはこのゲームの最高難易度「Professional」(以下Proという)で、別名を「激ヤバ難易度」という。
このゲームは簡単なほうからAmature(アマチュア…以下Amaという)→easy→normal→Proとなっている。
ちなみにAmaの別名は「激ヌル難易度」という。ヌルは「手ぬるい」のぬるで、頭に激がついて「凄く簡単な難易度」という意味になる。
Proの「激ヤバ難易度」のヤバは「ヤバい」のヤバで、頭に激がついて「凄くヤバい」(凄く危険)難易度という意味になる。
私はこの「激ヤバ」を100回ほどミスしてクリアしたが、まったくミスをせずにクリアする人もいる。
このゲームを始めたのは社労士試験が終わってからすぐ(8月終わりごろ)で、最初はeasyからはじめ、徐々に難易度を上げていった。はじめはeasyでも結構苦労したものだが、徐々に慣れていってクリアに要した時間はeasyよりもProのほうが短かった。もっとも短かったのがnormalであった。
Amaはプレイしなかった。
このゲームにはさまざまな武器が出てきて、これを敵や状況によって使い分けることによって難易度が激変する。武器にはそれぞれに対応した弾薬があり、これがなくなるとその武器が使えなくなる。
弾薬は敵を倒すと出てくることもあるが、落ちているのを拾うこともできる。
武器の一例を挙げる。
ハンドガン(拳銃) 主に中・近距離の一対一の戦いに威力を発揮する。威力は種類によりさまざまである。
ショットガン(この場合は散弾銃) 主に近距離で前方に敵が固まっているときに威力を発揮する。威力は近距離では絶大だが、距離が開くと極端に威力が落ちる。
ライフル(この場合は狙撃銃) 倍率変更可能なスコープがついており、長距離から敵を狙撃することができる。威力は高め。
マシンピストル(機関拳銃) いわゆる機関銃を小型化したもので、片手でも扱える。引き金を引き続けると続けて弾が発射される。威力は低め。一つの敵に集中攻撃して大ダメージを与えることもできれば、多くの敵に少しずつダメージを与えて足止めを食らわせることもできる。
このほかにも手榴弾(手投げの爆弾)が数種類ある。
これらを適切に使用し、大統領の娘を救出したら、護衛をしつつ、時には協力してもらったりして難所を突破していく。
主人公や大統領の娘の体力(多くのゲームでは「体力」とは身体的な耐久度を意味する)が敵の攻撃などでなくなると死亡してゲームオーバーとなる。この体力を回復する手段もきちんと用意されているが、攻撃を受ける→回復する→また攻撃を受ける…を繰り返すと回復手段が枯渇する恐れがある。
弾薬のほうも的確に使わないと枯渇する恐れがある。この枯渇の恐れは難易度が高いほど増大する。
”プラーガ”によってガナードとなった人間は耐久力が非常に高く、簡単には倒せない。なので、銃器による攻撃のほかに体術(ひるんだ相手にキックなど)による攻撃などでも倒すことができるし、そうすることで弾薬の節約になる。
このゲームをクリアするためにはこうした攻撃手段の的確な判断力だけではなく、戦う状況を自ら有利にするように行動することも求められる。たとえば四方八方から攻撃されるようなところは避ける。
できれば、ドアのある部屋に立てこもって外に攻撃をするとか、敵に発見される前に遠距離から狙撃によって倒すなどの方法を取ったほうがよい。護衛中は安全な場所に退避させることも必要になる。
さらに、クリアするには一種のパズル的要素も解かなければならないことがある。
前作まではこの要素が多かったそうだが、今作でも簡単になったとはいえ存在する。
武器の売買・改造や通貨システム、アクションボタンシステムについてもいろいろあるのだがここでは割愛する。
「たかがゲーム」と思われる方もいらっしゃると思うが、結構頭を使うし大変であると思う。
なので、この最高難易度をクリアしたときの達成感は相当なものであった。
大塚行政書士事務所 http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html
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