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暑かった日々(「寒暖」について思っていたこと)

ここ数日の気温が非常に高く、本当にしんどかった。
私は今年からは、もっぱら屋内での仕事でしかも温度調整が自由にできるのでかなり楽なのだが、去年までは外仕事だったので本当にきつかった。

去年まで、仕事のあとにブドウ糖(砂糖)の飴をなめながら電車に乗ったものだったが、そんなことをしても体重が増えないくらい…むしろ減った。それくらいきつかったものである。

今年は逆に体重が増えてしまってちょっと困っていたりする。でもまぁ、贅沢な悩みといえるだろう。

昔はこの手の暑さは「根性で耐えろ」「水なんて飲むな」が普通で、そのせいでその考え方が改められるまで多くの人が亡くなった。これの統計は見当たらないが、たぶんかなりの人数だと思う。

日射病という呼び方が「熱中症」という呼び方にいつの間にか変わっていた。たしか10年前くらいだったとおもう。
この種のことが直射日光にさらされている以外でも熱(と湿度)により起きるということが知られてきたから呼び方を変えたと聞いたことがある。
これと同じようなことに、成人病が「生活習慣病」と呼び名が改められたというのがある。成人でなくても成人病のような症状が出ることがあるということが分かってきたからである。

さて、こういうのは呼び方が変わろうとも、人を使う側の人間や自分自身が正しく物事を理解しないと結局は何も変わらないものである。

少し話が変わるが、私はこのブログで何度も書いてきたように「自己責任」という言葉を自分よりも強い立場を利用してぶつけてくるような者が大嫌いである。
熱中症に対しての正しい理解が進んだかのように見えて、何でもかんでも体調不良は自己責任という論調をぶつけてくる者がたくさんいて私は辟易したものだった。
確かに、仕事後に酒をたくさん飲んで、夜遊びした上におなかを出して眠って、次の出勤のときに体をおかしくしていたらそれは間違いなく、体調管理が悪い(つまり自己責任)というべきだろう。

しかしながら、私はそんなことしない。にもかかわらず体調が悪くなる場合がある。
特にここ10年の夏の暑さは異常で、どんなに注意を払ってもどうしようもないこともある。それですら安易に「自己責任」で片付けるのはいかがなものかと思う。
もっとも、私が超能力者で、太陽の「出力」をある程度制御できるのであれば、自己責任と言われてもしょうがないだろう。

今の例は極端すぎた。しかし今の私にはある程度制御できるものがある。それは自分の部屋の室温である。
それがどうしたと思われそうだが、これは仕事中では実は難しい。技術的な意味ではなく、自分が置かれている労働環境次第だからである。
今は「エコ」と称して、夏は28度になるように空調を・・・としているところが多い。
しかしながら、多くの人にとっては28度というのは事務仕事であっても暑いのではなかろうか。
これで「能率」まで求められるのはかなり酷だと思う。

私がかつて仕事で回っていた事業所も多くは「温度は28度に」であったが、実際はそれよりも低い設定にされていたことが多かった。そうしたところのほうが社員も仕事やりやすそうに見えたものだった。もっとも私の場合、外が暑すぎたので本当に28度でも天国だったのだが。

ちなみに私は寒いのは問題ないようで、世間では冬の温度設定は20度が「エコ」とされているが、私はファンヒーターの設定は16度~18度である。寒ければ何か着ればいい。しかし、勉強などに熱中すれば寒さはたいてい忘れるものである。(暑いのはそうは行かない)

ともかく、今の私のようにほとんど自由に自分の室内の温度を制御できる状況下で冷房ケチって熱中症になっても、逆に冷やしすぎて具合が悪くなっても、これは「自己責任」というにふさわしい。
言い方を替えるのなら、ここまでの自由がないのであればこうした言葉を安直に他人にぶつけるべきではない。

大塚行政書士事務所 http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html



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行政指導と公権力の行使の関係

今日、税務署から手紙が来た。
内容は「記帳指導担当者のお知らせ」というものだった。

開業したら2ヶ月以内に所轄税務署に「開業届け」というものを出さなければならない。
その届けの用紙の下に「記帳指導を希望するか」の欄がある。

この届けを出してから1ヵ月後に所轄税務署から電話があり、この記帳指導の件どうするか聞かれた。
詳しいことは手紙を送るので・・・ということであった。

それから2日後にはもうその手紙が届いており、その手紙に記帳の件のほかにe-Tax(ネットを使った確定申告システム)に関するアンケートがあった。
実は、私は住基ネットカードに個人認証データを埋め込んであり、これを申告に使うことができる。
昨年度分は本当に入力できるところまで進めることができた。(もっともこのときはまだ開業しておらず、申告のしようがなかったのだが)

よく、国(官公署)は、金を取ること以外は動きが遅いとか言われるが、決してそんなことはないと思う。今回の件だって、記帳→確定申告→課税 となり最終的には「金を取ること」になるわけだが、今回の件自体は「金を取ること」が目的ではない。

実は、今回の件はこれも厳密には「行政指導」の一種である。
今日の手紙にも「この文書による行政指導の責任者は税務署長です。」とある。

一般に考えられている「行政指導」は、国民に一定の作為(なにかをすること)、または不作為(なにかをしないこと)を「お願い」するものである。これを「規制的行政指導」と呼ぶことがある。

一方、今回の場合は、なにかのやり方を指導するという形である。記帳指導なんてまさにその典型例である。これを「助成的行政指導」という。
今回のケースは、税務署所轄の税理士に委託して指導を行うという形をとっている。

さらに、私人(しじん=民間人)同士の利害対立を解決するための指導もある。これを「調整的行政指導」という。

詳しいことは、
Wikipedia 行政指導
をみていただきたい。

Wikipediaにあるとおり、この行政指導は「公権力の行使」に当たらないとされている。
なので、この行政指導をはっきりと拒絶することもできるし、それを理由に官公署は本人に対し不利になるようなこと(例:許認可申請の処理せず放置)をしてはならない。
なお、この行政指導の取消しを求めて不服申し立て(後述)したり、裁判を起こすことはできない。
これは公権力の行使に当たらず、従いたくないのなら無視していればいいだけである。

逆に「公権力の行使」に当たるものの典型例は、「徴税」や「交通取締り」である。
が、実は意外なものが「公権力の行使」に該当していたりする。
運転免許書の交付や更新(書き換え)もそうだったりする。
この公権力の行使を行う場合は、多くの場合、行政不服審査法により不服申し立てができる旨を文章にて教示しなければならないとある。
実際、私が運転免許更新の際にこの教示の書面が小さい紙に書かれていた。

もっと意外なのは「税金の免除」などの義務の免許も公権力の行使に当たるということである。

行政書士の試験でよく出ることなのだが、今回いい機会だったので書いてみた。

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信仰は儚き人間のために

先日、両親が祖母に頼みごとをされた。
「お経のカセットテープを買ってきてほしい」と。

私は、「宗派は分かってる?別な宗派のを買っちゃうと意味ないからね」と両親に言った。

本来は僧侶が読経するものなのだが、来ることができないとかそういうことがたびたびあって、祖母はこの方法にしたらしい。

ところで、ちゃんとした宗教はこのように、人の悲しみを癒す力ががる。人の苦しみを緩和する力がある。避けることができない運命を受け入れることの支援をする力がある。

今回のタイトルには「元ネタ」があるが、この言葉だってちゃんとした宗教の本質を、存在意義を示していると思う。

言い換えるのであれば、私としては、上記の効果を得られない「宗教」と呼ばれるものは、宗教ではないと思っている。
これは、新興、そうでないもの関係ない。

私のところに宗教の勧誘が来たことがある。相手は一応名前は知っているが、その程度の人間であった。ノルマがあってこういうことしているのは明白である。
で、私は彼に「その宗教に入ることによって、あなたは幸せになりましたか?」と聞いた。
彼は何もしゃべることができなくなった。

私は「この沈黙はなんなんですかね。こんな簡単な答えに答えられないのに、そんなものを私に勧めようとしていたのですか?あなたが信じるもので幸せになってください。私は私で何とかするので、二度とかまわないでください。」といい電話を切った。
この電話から10年以上たつが、彼がどうなったのかは不明である。

私の信仰は・・というと、結構いい加減である。時々神社に行く。理由はその場所が空気がきれいで、なんというか世俗で精神的に汚れた部分をきれいにしてくれるような感じがするからである。
なので、行政書士になる前まではよく行っていた。

とくに職場環境の、意味のない喧騒はいやなものだったので、それをせめてそのときだけでも忘れたかった。


今の職場環境は・・・もう少しにぎやかになってもよいと思う。もっと電話が鳴るとか(笑)
それでも、昔よりはずっと恵まれていると思う。

ここでタイトルの「信仰は儚き人間のために」を思い出す。こんないい加減な信仰の人間であっても、その恩恵は受けているんだなぁと感じる。

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仕事用車の塗装の話と土曜日の電話無料相談について

私が現在使っている車は、妹夫婦から譲り受けたものである。
この車、今年の1月に車庫が倒壊して、その際に車の天井に結構大きな傷がついていた。

運転席の高い車からすれば丸見えだが、そのことは別にかまわないし気にもならない。
ただし、塗装がはがれたことによるさびが結構出ているので、これをとめないと、いずれ天井に穴が開いて、雨漏り…ということになりかねない。

ということで、数週間前にホームセンターで銀色と透明の塗料を買ってきた。
銀色は一応この車種用だが、ちょっとくらい色が違っていてもしょうがないと思って買ってきた。
透明の塗料はこの銀色の塗料を保護することと、光沢を出すために買ってきた。

昨日、ようやく塗装できるような環境が整った(天気がよく、なおかつガソリンスタンドで洗車してもらって天井がきれいな状態になった)ので、まず銀色の塗料から塗ることにした。
別に「プロのような仕事」は必要でないので、本来は下地をきれいにする作業を省略してそのまま吹き付けることにした。
この車は天井が高いので、後部座席のステップに足をかけて天井に塗料を吹き付けるようにした。
1時間後重ね塗りを行い、さらにその1時間後に透明の塗料を吹いた。
さらにその1時間後にもう一度透明の塗料を吹いてこれで完成である。

アトレー7(塗装前)       アトレー7(塗装後)

写真左側が塗装前で、写真右側が銀色塗料2回目を吹き付けたあとのものである。

土曜日も天気がよいそうなので、本来なら土曜日にすべきことだったが(金曜のこの時間、一応職務時間である)実は土曜日の午後は、前に田上町の広報誌「きずな」で広告した、行政書士としての無料相談日なのである。
だから、この土曜日(今日)の午後は絶対に執務室を離れることができない。
ということで、今日この作業をすることとなった。
なお、日曜日は天気が崩れるそうである。

土曜日の行政関連の無料相談は午後1時から5時までです。
些細なことでもかまわないので、ご相談お待ちしております。また、田上町に限らず、近隣の市町村の方からも歓迎いたします。

ただし、ご相談の内容は行政書士でできる範囲にかぎらさせていただきます。
もし、この範囲が他の士業の範囲に入っていた場合などは、問題解決にふさわしい機関の連絡先などの情報提供程度にさせていただきますので、あらかじめご了承くださいませ。

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仕事の依頼が来たが…。

昨日の夕方に、このブログを機に交流が始まった三条の司法書士の先生から電話があった。

先生「先生(私のこと)は許認可業務やっていますか?」
私「込み入ったこと(難易度が高いものでなければ・・・という意味)のないようなことならやっております」

先生「実は、「深夜営業飲食店」の許認可についての質問が私のところにありまして・・」
私「(「深夜」という言葉に引っかかった)これって・・・一般の飲食業ですか?それともいわゆる「キャバクラ」(キャバレー)のようなものですか?」
この後のやり取りで後者であることが判明したので、この件はお断りすることにした。
一般の飲食業であれば、別に難しくはない。しかしながら、風営法絡みの許認可となると非常に難しくなる。書くべき書類が多く(これだけならよいが)、正確な図面を求められ、学校などが近くにあると開業できないなどの制約がたくさんある。さらに、警察の立ち入り検査があり、開業を望む人と私が質問を受けることになる可能性も高い。もちろん一般の飲食業の許認可も必要になる。
こういう仕事は当然報酬も高いが、非常に困難である。中には新潟県内でも風営法関連許認可に特化している先生もいらっしゃるようだが、少数派のようである。


ところで、行政書士のページにはとにかく検索に引っかかるように、自分がやったことのない、できそうにない業務までずらずらと並べているケースが目立つように思う。
ひどいのになると、明らかに最近開業したのに、現在社会保険労務士でないと扱えない、労働関係の書面(労働保険資格得喪に関する届け、就業規則など)の作成・提出代理、社会保険関係の書面(年金請求書面など)の作成・提出代理などが混じっていたりする。(ちなみに昭和55年以前から行政書士として開業していた者は、社労士の業務を行うことができる)

たぶん、行政書士会のかつての各業務の平均報酬表からパクってきたのだと思われる。
ほかにも、いろんな都道府県の名前やそうしたところの市町村名をひたすら小さい文字で入れているようなところもある。

確かに、検索には引っかかりやすいだろう。でも、こんなので引っかかったところで、訪問者はすぐにどこかに行くだけである。

だから私は、自分が確実にできることの一部を詳しく載せるにとどめているし、ほかの士業の先生の方がふさわしいと思われる事例について、「土地建物の登記に関することは司法書士」などと説明してある。
さらに、リンク集では日弁連をはじめ、各士業の連合会と、新潟支部を入れてある。

確かに検索には引っかかりにくいだろうが、こちらのほうが親切だと思う。

ところで、今回の場合は仕方がないと思うが、いつまでもアレもできないこれもできないでは困る。
せっかく紹介してもらえたのにお断りしてばかりじゃ紹介者に対し大変失礼であるとともに、さまざまな方面での信用を失ってしまう。

なので、職務時間中で時間があるときは、業務に関する勉強や情報収集を欠かせないようにしている。たとえば、次に一般的な飲食店の話が来たとき、スムーズに受けるにはどうすればいいか…。そうしたことを考えるのである。

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人間の情を欠いた日本マスコミに対し怒りの思い”フォルティッシシモ”

最近、日本人ピアニストがとある外国のコンクールで、日本人として初めて優勝したというニュースが出ている。
この人は生まれつき全盲だそうである。

例によってマスコミは「全盲なのに優勝なんてすごい!」という論調でしか報道していない。
こんな論調で報道してるのは日本のマスコミくらいである。

まぁ、こんなのは想定の範囲内なのだが、あるマスコミが
このピアニストに対して「もしも1日だけ目が見える日があったらどうしますか?」と質問したのである。
こんな質問「絶対にありっこない」という前提で質問しているのは明らかである。

この種の人の気持ちを考えないような質問は、大規模災害の被災者に対して、または殺人事件の被害者親族、友人に対して平気な顔をしてさも当たり前のようにぶつけるのが日本のマスコミである。
「今のお気持ちはどうですか?」ってヤツである。

もともとこの記事は、このピアニストが「親孝行のために早く自立して、よいお嫁さんを見つけて安心させたい」と言ったので、タイトルが「優勝した辻井さん、結婚への思い“フォルテ”」であった。

なので、私はこの日記のタイトルを「人間の情を欠いた日本マスコミに対し怒りの思い”フォルティッシシモ”」とした。
(フォルテ=fみたいな音楽記号。「強く」という意味。フォルティッシモ=ffみたいに書く。「もっと強く」という意味。フォルティシシモ=fffみたいに書く。「フォルティシモよりももっと強く」という意味)

日本のマスコミは昔から、「障害があるのにそれを乗り越えて凄いことを成し遂げるなんて凄い」
と”お涙頂戴”な構成にする傾向にある。そのほうが受けがいいのだろう。言い換えれば「金になる」ということである。

このピアノの場合、確かにピアノを始めようとする場合、目が見えないよりも見えるほうがやりやすいのは間違いない。
しかしながら、こうしたピアニスト(素人でも)にはある程度素質があれば、暗譜(楽譜を見ずに演奏すること)は容易であり、むしろ難しい曲になったら楽譜なんて見ていられない。
さらに、「絶対音感」を持つ人もいる。これは一度聞いた音を「この音はドとソとシの三和音だな」と瞬時に聞き分ける能力である。これは純然たる聴力と生まれつきの才能とある程度の訓練の問題であり、視力は無関係である。

暗譜と絶対音感の能力を持っていれば、たとえ目が不自由であっても、それはピアノを弾くための障害にはならないのである。
その先は純然たる「ピアノ」の才能と努力の問題である。

もっとも私はピアノも弾けないし、(そういえば「ド」ってどこだっけ?というレベル)暗譜も無理だし絶対音感もない。
さらに、どの演奏がすばらしいか聞き比べるような能力もほとんどない。

しかし、私にも持っている能力はある。それは自分と関係ない第三者同士での無礼に対し憤慨することである。
はっきり言って、今回の件は私にとっては益にも損にもならない話である。正直「どうでもいいや」でも済ませようとすればできるはなしであった。

多くの日本のマスコミの人々は目が見え、耳が聞こえ、正常に日本語が話せるはずである。
だが、目が見えても物事が見えず、耳が聞こえても、聞くべきことに耳を傾けず、言葉を発して人を傷つける。こういうのに私はきわめて強い生理的嫌悪感を感じる。

そういえば、私がこういうのにそういう感情を強く感じるようになったのは社会人になってからである。
私にとって、社会人1年目~2年目までの経験が強く影響しているんだと思う。(そういう、目が見えても(略)な人間にたくさん「お世話」(皮肉)になった)
本当に「反面教師」は偉大である(皮肉)

私としては、他人から自分の過去を「反面教師」にされるのはかまわない。
しかし、私の未来を「反面教師」にされないように努力しなければならないと強く思った出来事でもあった。

なお、もしも私がピアニスト辻井氏に質問できるとしたら、こういう質問をする。
・ピアノとの出会いはどういった形だったか。
・「絶対音感」についてのいろいろなこと。
・もし絶対音感がないといわれたら、どうやって曲を覚えていったのか。
・もし絶対音感があるといわれたら、どんな感じのものなのか。
・ほかの楽器にも興味がありますか、ピアノ以外にもやってみたい物はあるか。

適当に思いつくままに書いてみたが、こんなところである。
読み直して分かったが、この質問は、どれも視覚障害の有無に左右されないものである。

マスコミの人たちは高学歴(単に大卒なだけでなく、一流どころの大学を出ている)な人が多く、頭もいいのだろう。しかし、私が持っていて彼らの多くが持っていないと思われるものがある。
それは「人としての情」であると思うがいかがだろうか?


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あの事件と「同人」について

「秋葉原無差別殺人事件」から1年を迎えた。(正確には昨日)

なぜ犯人がそのような凶行に走ったのかはまだ未解明な点が多いようである。
その1年たった今も現場には献花がたえないようである。

実は私はこの事件から1年ということを忘れていた。ブログにはあるゲームのネタを書こうと思っていたところだった。

「秋葉原」「殺人」などのキーワードが出てくると、決まってゲーム、漫画、アニメが槍玉に挙げられる。
例によってこのときもいくつものゲームが槍玉に挙げられた。
そのうちの一つについてはこう書かれている。

(引用ここから)
>・東京・秋葉原で17人を殺傷した加藤智大容疑者(25)は、土浦無差別殺傷事件の容疑者が
 はまったのと同じゲームを好んでいた。警視庁の調べにも「自分を傷つけるものは嫌い。
 アニメやゲームは傷つけない」と供述しているという。凄惨な事件が起きるたびに取りざた
 される、ゲームと殺人。両者に因果関係はあるのか。
 「これが『東方』で使われたのと同じ武器なんだ」。加藤容疑者は犯行当日の8日朝、
 こう言って友人にナイフを渡していた。
 「東方」シリーズと呼ばれるのは、美少女らがナイフや弾丸を敵に浴びせて倒すゲーム。
 加藤容疑者は主人公が使うナイフを“形見”として友人に残していた。
(略)

(引用ここまで)

この文内の「東方」(とうほう)とは、「東方Project」と呼ばれる一連の同人ゲーム群を指す。(現在、Windows用としては5作出ている)

そして、私は、その第一作の「東方紅魔郷」(とうほうこうまきょう)と第二作目の「東方妖々夢」(とうほうようようむ)を持っている。
この文章の内容からするとどうやらこのとき問題にされたのは第一作の方のようである。

なお、この一連のゲームは作者のページから体験版をダウンロードすることができる。
「東方Project」で検索すればすぐにたどり着くことができる。
こうしたゲームが実際どんなものか無料で(3面まで)試してみることができる。
(ただし、なれない人の場合、敵の発射する弾の多さや速さで非常に目が疲れるかもしれないので注意。めまいなど体調の不調を感じたら直ちにプレイ、画面の注視をやめてください)

この一連のゲームは一般のゲームコーナーには売られておらず、同人関連のお店でないと手に入らない。(単に流通経路が違うだけであって、同人が怪しいモノというわけではない)

そして、当時このゲームの前作が売り切れ状態で再販されるかどうか不明な状態であった。
ヤフーオークションなどでそれなりに高値がついたりしていたらしい。
今年の2月に再販され、私が持っているのはそれである。

ということは、犯行当時はこれらのゲームは「すでに持っている」「ほしいが持っていない」「興味がない・知らない」状況にあることになる。私は当時は「知らない」であった。

このマスコミ報道によると、この「東方」が容疑者に悪影響を与えたように書かれているが、ではそのマスコミ記事にそのゲームのプレイ画面、もしくはそのモデルとなったとされる凶器の「ダガーナイフ」(ゲームの中の)が載っていたかと言うと、そんなものは一つもなかった。
マスコミの誰かがこの当時にすでに「紅魔郷」を手に入れていたとしたら嬉々として「美少女らがナイフや弾丸を敵に浴びせて倒す」シーンを掲載していたに違いない。掲載されていないということはこのゲームを検証せずに書いているとみて間違いない。

私は今年の2月に再販されたものを3月に買った。買ってプレイした感想を言わせてもらうと、確かにそれらしいナイフは出てくる。でも、それはあくまでも敵の攻撃形態の一種であって、別に残虐描写でもなければ、血の描写も出てこない。

ゲームの中の「ナイフ」と犯行に使われた「ナイフ」が同じ種類のものと断定するような人は、悪いことは言わないので一度目医者に行ったほうがいいと思う。

ところで、「同人(ゲーム)」とはなにか、説明しておこうと思う。
一般にゲームの作成はいわゆるゲームメーカーが行う。通常、開発には大きな手間がかかり、利潤を求める。
同人の場合は、「売れるもの」というよりも「自分が作りたいもの」を作ろうとする。
マーケティングなどをかじっている人は分かるように、「自分の作りたいもの」を作っていたのでは物が売れない。だからニーズがあり売れるものを売るようにする。

同人の場合は、利潤よりも、自らの創作物を表現し発表することを優先する。
なので、自分の生活が脅かされなければ赤字でも別にかまわない。

なお、新潟県では同人誌即売会というものが数ヶ月に1度「ガタケット」というイベントであり、この際に同人作品が売られる。なお、私が平成19年に行政書士試験を受けたときは同じ会場でガタケットも行われており、帰りのバスも、「明らかに」ガタケットに参加した人と一緒になった。
なお、新潟中央郵便局の斜め向かいに「アニメイト」というお店があり、ここでは同人作品も取り扱っているようである。

・・・話を戻す。
しかしながら、自分の作りたいものを作ったら人気が出て売れるものになってしまった。というケースも発生する。この典型的な例の一つがまさに「東方」シリーズである。

ちなみに、同人関連の出版物は、まずマスコミや大手広告代理店がタッチしないので、こういうときに全力で「叩き」の対象になりやすい。
この容疑者がまず借りた2tトラックを突入させたのに、トラックのほうをマスコミなどが言わないか・・と考えるとこの考え方は的外れではないと思えると思う。
もし、この容疑者が「テレビドラマの殺人シーンを真似してやった」とか言ったら、多分この発言自体が表に出なかったであろう。

もちろん、容疑者がやったことはいかなる理由があろうと許されることではない。
「負けっぱなしの人生だった」といっていたそうだが、その気持ち自体は私にも分かる。
だけど、どうして人を殺すようなエネルギーをもっとまともな方向に向けられなかったのかと思う。

もう一つ、「第四の権力」といわれるマスコミの無責任さにも強い怒りを感じる。
「原因」と推測するのであれば、なぜそれをきちんと確かめないのか。

私は行政書士であるが、車庫証明申請の代理を頼まれたら、まずその駐車場とするべきところを現地調査し書類に書く。けっして、依頼人に「ここが駐車場だから」と地図を見せられただけでは申請はしない。この調査はメジャーと紙と筆記用具さえあればそれで足りる。
それすら怠るとしたら、それは車庫飛ばし行為に加担するようなものである。

今後、この世の中でいろいろなことがあるだろうが、マスコミには「第四の権力」と呼ばれるにふさわしい行動を望む。

なお、「ゲーム」「シューティングゲーム」「東方」などについては、回を改めてぼちぼちと書いていこうと思う。

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いつもとは趣向を変えて、動画サイトについて

いつもとは趣向を変えてみようと思う。

突然だが、皆さんは「ニコニコ動画」というのをご存知だろうか?
これはYoutube(ユーチューブ)と同様に動画掲載サイトである。
動画掲載サイトとは、自ら作成した動画データをアップロード(データをそのサイトに送る)することによって、このサイトを見に来た不特定多数の人が閲覧できるようにしているものを言う。

で、ニコニコ動画の独自機能としては、「コメント機能」があげられる。
これは、その動画を見た人が、動画内の任意の場所でコメントを投稿することができ、なおかつそのコメントが動画内に流れるようになるというものである。
これによって、ある種の、アップロード者間ー視聴者間の双方向コミュニケーションが生まれる。
また、視聴者間でも同様のものが生まれる。

こういうものは既存マスコミにはないものである。

Youtubeには動画内コメント機能はないが、動画の下が簡易掲示板になっており、そこに動画の感想を書き込むことができる。また、そのコメントに対してコメントをつけることもできる。
ここでもニコニコ動画のようなコミュニケーションが生まれることがある。ただし、そういうコミュニケーションの強さはニコニコ動画のほうが強いと思う。

Youtubeは世界的に利用者が多く、たとえば、日本文化を紹介した画像に対し、どこかの外国人が「今の日本にはサムライやニンジャはいないのか?」などと質問を投げかけることがある。
これに対してほかの外国人が「いるに決まってるさ○○(日本製のアニメ)で見たぜ!」などと会話が進んでいったりする。

ちなみに、日本の漫画アニメは外国でも大変人気があり、日本語のものを現地の有志により各国語に訳されているものもある。日本の漫画・アニメを「原書」で読みたいという理由だけで日本語を勉強して、マスターする人も決して少ないという。
それだけのものを日本人が生み出しているということについて、今の日本人は胸を張ってもよいと思う。

ニコニコ動画の場合、日本のほかに台湾、韓国、アメリカ・・などからもアクセスがあるようである。

肝心の動画の内容はというと、どこかのニュースの転載だったり(厳密には違法だが、英語でじかにニュースが聞けるという利点がある)実は私が新型インフルエンザ対策で早めにマスクを買いに行ったのは、こうした情報による。

個人的な意見として、こうした動画サイトは最近の国内マスメディアよりもずっと面白い。
だから、私は最近ほとんどテレビを見ていない。

ほかにはゲームのプレイ動画というものもある。
これはあるゲームをプレイしている様子をパソコンの動画キャプチャー機能を使って取り込んで、データ変換し、動画サイトにアップロードすることで不特定多数の視聴者が見ることができるようになる。
これはパソコンの性能がある程度ないとできないし、ほかにもそれようのソフトウェアをうまく使わないと、画質が低いのにデータの容量ばかり食うというものになってしまう。
私も作成したことがあるが非常に難しいと思う。

ゲームプレイ動画の派生形としては、「ゲーム実況中継動画」というものもある。
ゲームを自らプレイしながら自分で声も入れることができる。
この場合、上記のプレイ動画よりもさらに技術的に難しくなる。これもやったことがあるが、音質が非常に悪く観賞に耐えるものではなかった。しかしながら、私がやったのは当時ファミコン版で非常に難易度が高いとされていた某ゲームだったので、稚拙な動画にかかわらず、いいコメントをいただくことができた。

別なジャンルの動画もある。音楽好きな人が、演奏している状況を録画してそれを公開するというものである。中には、とんでもない難易度の曲を演奏しきる人もいる。また、もともとゲーム音楽で、ピアノで演奏することを想定していなかったものをピアノで引ききるような人もいる。

ゲーム音楽というと、「ああ、「ピコピコ音だろ?」と思う方も多いかもしれない。
しかし今の音楽は大変進んでいる。自分で作曲して商用に耐えるものすらたくさんあるのである。

また、何かのパロディー動画を作成する人もいる。これは、もともと人を笑わせようとして作成する場合もあれば、社会風刺目的で作成する人もいる。

ちなみに私はニコニコ動画でプレイされていたゲームを見て何本かゲームを買った。
私は買ったゲームは最後までやりきる(最低限、最高にやさしい難易度だけでも。可能ならば最高難易度にもどんどん挑戦する)主義なので、実はいま苦戦しているゲームがあったりする。
このゲームの話もいずれしようと思う。

これらは仕事・勉強の合間の息抜きには最適である。さすがにゲーム自体は執務時間中にすることはないのだが・・・。

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最近寒暖の差が激しい

最近寒暖の差が激しい。

おとといファンヒーター使ったと思ったら、昨日はエアコン(冷房)を使う羽目になった。

こういうときは本当に体調を崩しやすい。
以前、どこかしらに勤めていたときは体調不良でもそう簡単には休めなくつらかった。

しかしながら、今の状況下では、自分で仕事のスピードのさじ加減ができる。
だから、「いま頭が痛いから少し休んで、その分夜にやろう」とか「少しスピード落として、でも確実にやろう」とかできる。
自分を縛るのはそばにいる人間ではなく、定められた期日である。
自分の周りに、正当な権限なく些細なことで文句を言う人間を近寄らせないことができるが、その代わり強い自律心が必要になる。

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プロフィール

大塚 義行

Author:大塚 義行
平成21年4月から新潟県田上町で行政書士として開業いたしました大塚義行と申します。
(行政書士登録番号09180501号)
これに加え、平成28年10月から同所で社会保険労務士としても開業いたしました。
(社会保険労務士登録番号15160011号)

昭和51年(1976年)7月24日生まれ。
平成11年(1999年)に地元の大学を卒業。

紆余曲折を経て現在に至ります。

メールアドレス gyousei_ohtsuka-office.jp
(社労士業務用)sr_ohtsuka-office.jp
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