ここ最近の「婚活」関連の記事を読んで
この掲示板では「元ネタ」となる報道や雑誌記事のなかから、この報道等を紹介する形で「スレッド」というものを作成し、それに関することについて匿名で自由に自分の意見を書き込むことができるようになっている。スレッドを立てることを「スレ立て」といい、スレ立ての人の書き込みには「1」の番号が振られて、1000まで書き込むことができるようになっている。
たいていの場合、1000まで行けばその話題は収束するのだが、そうでない場合、その次のスレッドを立てることがある。これを「次スレを立てる」という。
この話題がさらに続く場合、3スレ目、4スレ目…と続くことになるが、このスレッドの乱立を防ぐために、最初のスレッドがたってから4日経過した時点でこれ以上スレッドを立てないように利用者で協定を結んでいる。一応紳士協定的な運用がなされている。これに反した場合は違反したスレッドは掲示板の管理人により削除される。かなり省略して説明したので、あちこちにヘンな点があるが、これについてはご容赦願いたい。
さて、この婚活スレ、その4日間で31スレッドまでできて、結局この「4日ルール」適用で終わりになった。
私もこのいわゆる「婚活」については、「一人の男として」思うことがたくさんある。
しかしながら、匿名ならいざ知らず、完全に個人情報を開示しているこのブログでそれを書くわけには行かない。この世の中には何でもかんでも「差別だ!」とわめけば通ると思っている個人・もしくは集団が少なくない。女性差別(と取られかねないこと)に関してはきわめて厳しいのに、男性差別(と取られかねないこと)に関しては、「男の癖にごちゃごちゃ言うんじゃないよ!」などの罵倒をもって返されるのがオチだったりする。
本当に論理的に議論できる人間に対しては私もそれ相応の礼儀を持って接したいと思うが、そうでないものについては完全に無視することにしている。なので、後者の場合でこの掲示板に書き込んだ場合、問答無用で削除することにする。また、メールが送られてきても無視することにする。脅迫されたら、直ちに警察に届けることにするので、ご承知おき願いたいと思う。
その代わり、前者の立場で建設的な議論ができる人はむしろ歓迎したい。そうしたきちんとした議論は、よりよい結果を生む可能性が高いと思うからである。
まず、この31スレまで行った婚活の件、表題は「「結婚したい女」多過ぎて、お見合いパーティーに男足りず」というものであった。
この記事の内容を見てみると、女性が男性に望む年収などの要件が非常に厳しい。
20代で年収700万以上とか、そういうことを平気で言う。一方、女性は専業主婦しようという。
20代で年収700万なんて、いわゆるエリート職か、親が資産家でもない限りほぼ無理である。
こんなことは考えれば分かるはずなのだが、それを理解していない人が多すぎる。
そして、「そういう男を捕まえて、自分は楽しようとたくらんでいる人が多い」という点もある。
そういうことをたくらむ人にとって年収の低い男性は問題外で「クズ」のように扱われてきた。
今までずっとそうだった。
でも、結婚って言うものは、相手に「完成品」を求めるものではなく、「愛情」で結ばれた2人がともに協力して完成に近づけていくものなのではないのか。私はそう思う。
夫の稼ぎが悪いのなら、妻も稼げばいい。どうしてそう考えることができないのか。
これについて私はきわめて強い憤り(いきどおり)を覚える。
確かに、経済面に関しては愛情だけで済ませならない部分もある。子どもがほしいとなればなおのことだし、この社会の発展を考えると、「貧困の拡大再生産」は避けるべきであるとも思う。そのためにはある程度余裕を持った生活をし、子どもに教育を与えることが重要である。
しかし、「貧乏だから子どもあきらめる」では少子化問題がさらに加速する。この辺は夫婦の努力でカバーできない部分に公的扶助を手厚くするべきだと思う。…そうすると今度は財源の問題が出てくる。難しいところではあるが、避けては通れない問題である。
翻って私の周りを見ると、決して裕福ではないし、結婚前はむしろ妻のほうが給料多かったなんて人だって結構結婚している。こうした人は「ともに幸せになろう」という固い意志を持っている。それをひしひしと感じる。そういう話をドンドン聞いていると、一見配偶者の悪口に聞こえるが、よく聞いてみると「おめーら、思いっきりノロケじゃねーかーっ!」って突っ込みたくなることも多々あったりする。
だけど、少なくとも男性の年収におんぶにだっこで生きようとしている類の人の話を聞くよりもはるかに心が温かくなる。
そもそもこのスレが31までできた(つまりそれは、31000回も書き込みがあったことを意味する)のはそれだけこのようなことを今までの社会的風潮で言えなくて、我慢させられてたものが一気に爆発したからだと思う。特に未婚男性のそれがすさまじかった。
このスレが4日ルールで終わるのに前後して、今度は「いくら婚活しても結婚できない女子…『男が養ってくれて当たり前』の意識で、一握りの男性めぐって争奪戦」…白河桃子」というスレが立った。
この白河桃子という人、実は「婚活」という言葉の生みの親である。2002年にそうした本を世に出して、数年後とに徐々に主張を変えていって、つい最近この主張に振り回されて「婚活」に血道をあげていた30代・40代女性を切り捨てるような形で、20代女性にこの婚活の勧めをするようになっていった。
こうした自称・ジャーナリストに振り回された挙句30代・40代の女性ははしごを外された形になった。
個人的にはそうした人たちは気の毒ではあると思うが「自己責任」だと思う。
そもそも、簡単に流行などに振り回されること自体「自分で物事を考えていない」ということと同義であり、「だれかに作られた「個性」」で自分が個性的であると勘違いするほど思考能力が低下している…と言われてもしょうがないだろう。その思考能力低下・停止を招いたのはほかでもない本人である。ゆえに「自己責任」といわれてもしょうがないであろう。
ちなみに、流行を気にしなくなると、周りからは「ヘンなやつ」と見られるが、流行に振り回されない分、自分でどうすべきか主体的に考えなければならなくなる。これは一見大変そうだが、ある種の「拘束」から逃れることができ、また思考能力も維持できる。
ここで行政書士らしいお話もさせていただきたいと思う。
一般のメディアでは「熟年離婚」「年金分割(3号分割・厚生年金分割)」などがしょっちゅう出てきている。それなのに、「夫婦財産契約登記」というものが話題になったことは皆無だと思う。
おそらく、初めて見る人も多いかと思うので、説明を加えようと思う。
夫婦財産契約登記とは、
夫婦の財産についての法律です。
夫婦財産契約により契約財産制となり、自分の稼いだ財産は
すべて自分のものとなります。
離婚時に財産の半分を配偶者に持って行かれることはありません。
なお、この契約を結ばない場合は自動的に法定財産制となり、
稼いだ財産は夫婦で共有となります。
この場合、離婚時に財産の半分を配偶者に渡さなけれなりません。
「夫婦財産契約」は婚姻前にかぎり登記することが出来ます。
婚姻後は取り消しは出来るが、変更することは出来ません。
なお、この登記は住所地を所轄する法務局で行う。
さらに某ブログから転載(一部改変)
この契約を結んでおけば、
熟年離婚などの金銭目当ての結婚離婚が一切無意味となります。
つまりは小金を溜めたモテナイ男に寄生しようと結婚を迫ってくる、
女が居たとしたら、上記の「夫婦財産契約登記を呑め」と言えば、
たちどころに消えうせるでしょう。
つまりは悪女に対する「踏み絵」となる訳です。
・自分が女性不審で在る事。
・それに至ったトラウマ
これらを熱心に話して、夫婦財産契約登記を要求しましょう。
もしもこれでも結婚してくれる女ならいい女かも知れません。
逆にここで反対するようなら明らかに金目当てw
ということである。
この夫婦財産契約登記は、「離婚が起こりうる」ことを前提として行うものなので、心理的抵抗が大きく、それゆえになかなか利用されにくいものである。しかしながら、いまこういう状況下において検討するのもよいのではないかと思う。
大塚行政書士事務所 http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html

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