タイヤ交換と異音の原因発見
いくら新潟県といえども、通常はタイヤ交換はあと2週間くらいあとで行うことが多い。
で、自分でできない・やらない人が多いので、その時期になるとガソリンスタンドやディーラーがタイヤ交換で大忙しになる。
このブログ、結構西日本、四国、九州、沖縄の人からもアクセスがあるようなので、この「タイヤ交換」について説明しておこうと思う。
新潟というと「雪」を連想する方は多いと思う。通常のタイヤでその雪道を走ろうとするとスリップする。
それを防ぐために雪でも走れるタイヤと交換する必要がある。昔はタイヤに金属製のスパイクが埋め込まれている「スパイクタイヤ」が使われていたが、’90年代にこれの使用が一部の車両を除き禁止となり、そのスパイクが無くてもほぼ同等の役割を果たすことができる「スタッドレスタイヤ」というものが使われるようになった。ちなみに「スタッド」とはスパイクの別名であり、~レスをつけることで「~なしの」という意味になる。
現在、スパイクタイヤの装着が許されているのは、パトカーなどの緊急車両と、125cc以下の二輪車(代表例、郵便バイク)に限られている。なので、国産スパイクタイヤはほとんど見ることができなくなった。
さらに、じゃぁ「雪道で便利なタイヤならそのまま1年中使っていればいいじゃないか」という考えも生まれてくると思う。実はスタッドレスタイヤはノーマルに比べると乗り心地が悪くなることが多く、またタイヤのゴムも柔らかめなので、暑い季節に使うと消耗が激しくなる。また、雪道以外での制動距離もノーマルタイヤよりも伸びる傾向にある。
もっとも、スタッドレスタイヤの寿命が近くなったときはシーズンオフに「履きつぶす」という方法がある。(昔のスパイクタイヤではこの方法は許されなかった)
次に、ある程度雪が降る地域の人にしてみれば「なんでこんな「常識」を…」と言うことになると思う。
雪に縁の無い人にとっては、こうした「雪が降る→車が滑りやすくなる→事故になりやすくなる」の因果関係が理解できないという人が少なくないと聞いたことがある。だから補足説明が必要だと考えた。
今回このタイヤの交換を急いだのは、ノーマルのタイヤが結構劣化しており、走れなくは無いが車検だったらはねられるかもしれないというレベルだったからである。一方スタッドレスタイヤはまだ1シーズンしか使っていないという。
そして、このタイヤ交換中に数日前の異音の原因を発見した。
左後輪を外した際に、マフラーが見えるのだが、そのマフラー(消音機)の後ろにつながる管が腐食で脱落しており、これがサスペンションの部品に当たることで異音が発生していた。
管自体はほかのステーで固定されているので、完全に車から外れることはないだろうが、このままでは異音が止まらない。そればかりか、消音機に水が入って腐食→消音機に穴が開いて爆音が出て運転できなくなるということも考えられる。
この場所は春先にスタッドレス→ノーマルタイヤにかえたときにはプロによる補修跡があったが、それが完全に消えていた。
こういうのをアマチュア的に直すのには、パテというものを使う。これは粘土状のものでひとたび固まると強い強度をもつというものである。パテにも種類があり、この場合は温度と振動に強いタイプを選ばなければならない。
さらに、完全に硬化後に耐熱スプレーを吹かなければならない。これは以前バイクのマフラーに使ったものがまだ残っている。
アマチュア的だから、パテてんこ盛りでもいい、できばえが悪くてもいい、とにかくこの管をつなげればそれでいい。
うまくいけば、パテ代で3000円もあればおつりが来るだろう。プロに頼めば数万は軽く飛ぶ。
この作業は雪が本格的に降る前にやっておきたい。
大塚行政書士事務所 http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html

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