ブログ名変えてみました。
思えば、この1年で環境が劇的に変化し、行動様式も、出会える人たちもたくさん変わった。
これらはほとんどにおいて以前よりもよい方向に向かっていると思う。
こうして開業して気がついたのは、開業しなかったときに比べて、自分の能力の「伸び代」(伸びる可能性)
というものを感じられるようになったということである。
過去においては、「学校出てからも勉強する?馬鹿じゃないの?それよりも俺の仕事を手伝え、てきぱきやれ」みたいなのばかりであった。
それが今では、ある士業の先生から「もっといろいろ勉強しようぜ!」といわれる状況にある。
もっといろいろ勉強し、自分の仕事の付加価値をつけることができれば、上記仕事で「てきぱきや…った」のよりもはるかに生産性のある仕事をすることができるであろう。
ところで、某漫画とかの影響を受けている人にとって、「行政書士」とはほかの行政書士を蹴落として総取りした者が勝ちとか思われているかもしれない。
決してそうではない。同じ行政書士とはいえ、キャリアも専門も違う、だから時には助け合い、教えを請い、また人に教えて「全体の底上げを行う」ような行動様式を取っているように思う。
これが、「つぶしあい」だったらみんな共倒れになるであろう。
また、これも某漫画での悪い影響だが、「行政書士」ではできないことだってたくさんある。
(この辺は私のホームページを参照)
例えば内容証明を送ることは行政書士ができる。しかし、報酬を得ての示談交渉はできない。
これの反対解釈をすれば報酬さえ得なければ示談交渉は可能となる。
…ということは、内容証明と称して内容証明の額を思いっきり上げて、「無報酬示談交渉」できるんじゃないか。
と考えることができる。(某漫画・テレビ)はまさにそれである。
しかしこれは、弁護士法を脱法して逃れているだけであって、そもそも倫理に反する。
こういうときはどうするか。内容証明の段階では行政書士の出番で、それでも解決せずに紛争になった場合に、依頼人に弁護士を紹介する。あとはその弁護士に任せる。これが一番である。
地縁団体法人認可の件だって、最終段階に地縁団体の不動産を登記する作業がある。
法人認可の報酬を高めにして、無償で不動産登記することが果たして許されるだろうか。私は否と思う。
この場合は、あらかじめ司法書士の先生と話をしておいて、最終段階で登記をお願いするようにするのが一番確実だし正統なやり方である。
行政書士は業務範囲が広いだけに、ほかの士業との境界(業際問題という)が微妙なところが結構多い。
そんな時、自分の権利だけ主張して、業際問題に触れるようなことを繰り返せばいつか手痛いしっぺ返しを食らうことになるであろう。
そうではなく、ほかの士業とのつながりをいろんな機会で作っておいて、状況を判断して「これは司法書士でないとできないな…」「司法書士なら○○先生にお願いしよう」とやっていくべきである。
こうすることで、依頼人の利益にもなるし、他士業の先生の利益にもなる。
また、私自身は直接タッチしなくても、一般の人から「法律がらみでよく分からないことがあったら、まずあいつに…」と思われるようになればしめたものだと思う。
ちなみに、このつながりは自分で意図的に作ろうとしたことはほとんど無く、むしろ自然にできていったケースがほとんどなので、私としては正直驚いた。
やっぱり「意図的に作る=自分にとって利益をもたらしてくれる人を探し出す」のような態度ではダメなんだろう。
他人を金づるとしか思っていない態度でこれをやったら最悪である。
2年目も少しずつ扱える業務を増やしていくので、どうかよろしくお願いいたします。
ホームページに載っていないことでもまずはご相談ください。
大塚行政書士事務所 http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html

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