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行政書士業務無料相談会

昨日、三条市と加茂市で行政書士業務無料相談会が行われた。

これは例年行われているもので、三条市・加茂市・田上町から行政書士が何人か出て地域住民の方のために無料相談を行うものである。

私は去年と同様、加茂会場で参加させていただいた。

行政書士の業務としては建設業をはじめたいなどの許認可に関すること、農地を宅地にしたいという農地転用に関すること(無許可で農地を売買したり、農地を宅地などにすることはできない)自動車の登録に関すること(車庫証明や変更登録に関すること)外国人の入管や帰化に関すること(外国人を技術者として日本の会社で雇用したいとか、外国人と結婚して日本で暮らしたいなどのケースは入管で申請取次の対象になる。日本国籍をとりたい場合は帰化という手続きになる。)そのほかに遺言・相続に関する事や契約書を作成したいとかさまざまなものがある。

今回は去年と比べてより多くの方に来ていただくことができた。私も去年よりはお役に立てたのではないかと思う。

ここで具体的な相談内容を書くことは出来ないが、相談者の方には満足していただけたと思う。

すべての困ったことを事前に抑制することは出来ないが、日ごろの注意で抑制することが出来るものもある。
例えば、官公署に対しての手続きは確実に行っておくこと。特に転出届け、転入届、転居届けに関しては確実に行っておかないとあとで相続の際に手続きが面倒になる。
自動車の登録に関しても住所が変わったり結婚で姓が変わったら変更登録をしておかないと、後日売買・廃車する際に手続きが大変になる。
遺産相続の際に行う遺産分割協議書を作成して不動産の登記をきちんとしておかないと、後に子どもたちが困ることになる。また、その土地が農地でそれを農地転用したいときにまず遺産分割協議からやらなければならなくなる。(この中で不動産登記そのものは司法書士の先生の職域になり、行政書士ではすることができない)

特に不動産の登記・遺産分割協議はするべきタイミングでやっておかないと3代4代前までさかのぼって戸籍を…ということになり非常に手間がかかりまた費用もかかる。

このことは許認可を受けて、例えば建設業をはじめたいと思ったのに、自分の土地が本当に自分の土地なのか立証できずに許可手続きが出来ないということにもなる。

一見ばらばらなこれらのことはすべて行政手続きでつながっており、日ごろのまめな手続きが大切である。

相談会のあとは三条市の某所で慰労会が行われた。私はアルコールが飲めないのでこういう時は運転要員である。
先生の1人を送り迎えした。

慰労会の中でも情報交換を盛んに行なうことができ、非常に有意義な会になったと思う。

この情報をいかに生かすかが今後の私の課題である。

なお、別な情報を得ることも出来た。意外な人が意外な役職を持っていたり(結構失礼な表現だが…)
あと、いつも懇意にさせていただいている先生が、私が持っているゲームと同じものを持っていることが分かったり…。ちなみにこのゲーム(エースコンバットシリーズと呼ばれる3D戦闘機物のフライトシューティングゲームでプレイステーション2で動作する一連のもの(6本))のウデ”だけ”は私のほうが勝っている。
…仕事のほうで勝てよという突っ込みは勘弁していただきたい。
これら6本は私が開業する前に発売され、クリアしたんだから別にいいじゃないかということで(苦笑)

あと、士業間では仕事を紹介しあうことがあるが、このときにその先生に「東方Project」といわれる一連の弾幕シューティングゲームと呼ばれるものを紹介させていただいた。
実はこれのWindows版の第一作はこのブログで触れたことがあるものである。(マスコミが、とある事件でこのゲームを槍玉に挙げて「こんなゲームのせいで…」という論調で書いていたので、報道のいい加減さにあきれ、怒り書いたもの。ゲームでそうなるのであれば、今頃私は新潟市内の信濃川にかかっているすべての橋を本物の戦闘機でくぐることが出来るウデを持っていることになるわけだが…)


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試運転して思ったこと

先週に修理したバイクを先週の土曜日に試運転してみた。(書くのが遅くなってしまった)

試運転前にタイヤの空気圧チェック、NS50F、CBR250R共に規定よりもだいぶ下がっていたので入れなおした。
特にNS50Fはひどく、先月の申請取次研修の際に燕三条駅までこれで走った際は妙に不安定だった。

コンプレッサーなどは持っていないので、自転車用の空気入れでひたすら空気を入れた。
空気圧チェッカーで適正値になるまで入れて、入れすぎたら少し抜いたりした。

今回走らせたのはCBRのほうであり、猛暑の間いつの間にか完全に不動車になっていたのが信じられないくらい
すごぶる快調だった。
もし自分に整備技術がなかったら、かなり高額なお金で修理を依頼する(原因特定に非常に時間がかかる故障だった)か、廃車するしかなかっただろうと思う。
20年以上前のバイクならしょうがないという考え方もある。しかし、20年以上乗ったからこそとことん乗ってやろうという考え方もある。自分は簡単に「彼ら」を見捨てない。

もしも彼らをあきらめるときがきたとしたら、それは私自身が免許を持つことが出来ない状態に陥った場合(本人の死亡、免許取り消し処分を受けた、バイクの免許を維持できないような身体障害などを受けたなど)か、フレームが破損して直しようがない場合と、いくら探しても補修部品が見つからなくなってしまった場合である。
この前の「パルスジェネレータ」がもしちょっといじっただけで直らなかったら「補修部品が見つからなかった場合」に該当し廃車せざるを得なかっただろう。最後の手段としてはこの年式のバイクの実働エンジンを丸ごと載せ変えるという大技を使うという方法もあるにはあるが…。

余りに快調だったので、家の周りだけではなく、つい足を伸ばして大沢峠を越えて五泉市に行き、そこからかもしに行き、いつも入れている田上のガソリンスタンドまで走った。

ちなみに、走っている間、先日勉強した「特殊車両通行許可申請」の関係でここは国道だな、ここは県道だな。…ここは地図には載ってないだろうな…などと想像してみたりした。

このガソリンスタンドは、多くのガソリンスタンドがしているように大学生バイトなどを使わずに、正社員として人を使っているようである。そのうち新人の1人が、(普段は「行政書士 大塚義行」としてアトレー7に乗っているのを見ているので)「大塚さん、(キャラクター的な意味で)らしくないですねぇ」といってきた。
私は「15年間そういわれ続けてきました」と答えた。
で、私が持っている車もバイクも燃費計算を欠かさない。そのためには走行距離と給油量を継続的に記録し続ける必要がある。なので、「ちょっとメモさせて欲しい、燃費計算のために」といったら、「そういうところは「らしい」ですねぇ」と言われた。
私って一体どんな人間だと認識されているのだろうか?悪く認識されていなければそれでいいが…。

ついでに、この後NS50Fの方も給油しに行った。このバイクは私の高校時代、体格も運動神経もよい者が乗っていた代物である。私のような人間はとてもとても…という雰囲気があった。
それが、いまは体格のいい高校生が窮屈そうに原付スクーターに乗っている。時代が変わってしまった。
バイク乗りとしては一抹の悲しさを感じる。
最近は魅力的なバイクが少なくなったという。昔のある意味過激で、ある意味わくわくさせてくれるようなバイクはもう開発できないだろう。昔はバブルの恩恵を受け、潤沢な開発費を投入されていた。
いまだにCBR250Rのエンジン「MC14E」もNS50Fのエンジン「AC08E」も名機である。20年たってもバブルの残り香を感じさせるエンジンである。

私にとってこうしたバイクに乗るということは、「自分はバブルの恩恵を受けていない。不公平だ」と感じていることを緩和することにも役に立つ。ひとたび乗ってしまえば、そこはもうバブル世代の恩恵を受けて作られた世界にいけるのだから。

実は「CBR250R」という名のバイクがもうすぐ発売されるという。しかしながら、当時と状況が違い、
エコと称して排ガス規制、燃費向上、触媒装着、それでいて開発費を余りかけられない。ときたものだ。
私のは4気筒エンジンだが、どうも新型は単気筒になる可能性が高いといわれている。
私のはカタログ値45馬力出ることになっているが、新型は30馬力がせいぜいらしい。まぁ、30馬力あれば
問題ないのだろうけど…。私の20年たって劣化したバイクですら30馬力以上出るはずである。
バイクの進化が停滞してしまったのか、それとも進化の方向が変わったのかは正直分からない。

これはまた十数年、十数年後に判断すべきことだろう。
ただ、これを機に、バイクに興味を持ってくれる人が増えることを願う。

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CBR250R修理完了

私が持っている250ccのバイク、CBR250R('89)の修理を昨日行った。

この前の3時間に渡るチェックでおそらく「パルスジェネレータ」という部品に問題があり、エンジンがかからないのだろう。というところまで来ていた。

今回は、そのパルスジェネレータをじかに見てどのようになっているかをチェックし、可能であればそのまま修理することにした。

このパルスジェネレータの役割については以前書いたとおりである。これはエンジンの左側の金属製カバーの内側についており、すぐそばにセルモーターもある。ちなみに右側の金属製カバーには発電機用のフライホイールとクラッチ板がある。
このカバー類は転倒するとすぐに傷が付くが、私の手元にこのバイクが来てから15年何度か転倒し傷が付いていた。

この左側のカバーを開ける前に、再度電気抵抗値をチェック。結果はこの前と変わらず。
なので、カバーをあけることにする。ネジを6本緩める。しかしエンジン本体とサンドイッチ状態になっているガスケット(パッキン)が固着してそのままでは外すことが出来ない。
このガスケットがあるからこそ、金属のあわせ面というオイルが漏れるような状態でも漏れなくすることが出来る。なので取り外したら基本的に交換しなければならない。

固着はプラスチック製のハンマーでゆっくりとカバーを叩いてショックを与えて外していく。
うまくすればガスケットを切らずにすむが、少し切ってしまった。

カバーを外すとオイルが少し漏れてくるので、あらかじめオイル受けを下においておく。
サービスマニュアルでは、この作業をする際にはエンジンをオイルを抜くこととなっていたが、この前見つけた私と同じような例を解決した人の書いたブログでは少し漏れる程度だとのことだったので、オイルは抜かなかった。

この形状からするに、サービスマニュアルの通りにオイルを抜いたとしても、結局はここから漏れると思う。

カバーを外すと2つ一組のパルスジェネレータが見え、エンジン側にはセルモーターの一部とセル関係のギアが金属特有の鈍い色をしてオイルにまみれて光っていた。
パルスジェネレータ本体に目立った損傷は見られなかった。

この段階で電気抵抗値を測っても以前と変わらなかった。なので、問題のパルスジェネレータを止めているネジをいじってみたりして再度抵抗値を測ってみた。すると…。
それだけで問題が発生していたほうの抵抗値も正常になっていた。この辺も件のブログと一緒である。

ガスケットはそのままにカバーを取り付け、キーをまわし、セルボタンを押す。
セルの音と共に、7月いらい聞いていなかったエンジンが息を吹き返そうとする音が聞こえる。

エンジンの内部がどうなっているのか外からは見ることが出来ない。混合気(気化ガソリンと空気)の状態や点火プラグの状態も見ることが出来ない。

でも、音や振動でこれを感じることが出来る。プロなら当然持っていなければならない感性であり、私のような素人であったとしても、こうしたバイクを乗り続けようとする意思がある以上持ち続けなければならない感性である。

とはいえ、説明しても分かってはもらえまい。今の車は、キーをひねるどころか「ボタン一つで」エンジンがかかるそうである。だけど、私がやっているセルモーター始動のボタンを押して「エンジンを感じ」てエンジンをかけるというものとは別物である。

始動反応があってもまわし続けるとバッテリーが上がりやすくなる。そこで5秒まわしたら1分休んで再度…を繰り返し、ようやくエンジンが息を吹き返した!…と思ったらすぐにとまってしまう。
でも、ここまでくればあとは時間の問題でエンジンの内部を想像しながらスロットルをわずかに開ける、完全に閉める。チョーク(エンジンが冷えているときにエンジンをかかりやすくするためのもの)をどの程度引くか考える。エンジンとのコミュニケーションをとりつつエンジン始動までこぎつける…といったほうがいいだろうか。
ほんの少し前まではコミュニケーション以前の問題だったんだから、不安もあるがそれ以上にずっと期待が大きい。

そして、エンジンがついに息を吹き返し安定する。スロットルの反応にエンジンがついてくるようになる。
とはいえ、周りが住宅地なのであまり回転数をあげることが出来ない。それでも4000回転程度まで確認できれば十分である。

一旦エンジンを切って、再度セルを回してみたところ、今度はすぐにエンジンがかかった。
これを確認してからまたエンジンを切って、カウル類を取り付ける作業に取り掛かった。
その後試運転しようと思ったが、そのときぱらぱらと雨が降ってきた。なので、ほんの少しだけ走ってみる事にした。
私はこの近辺ではエンジンはは4000回転程度までしか上げない。かなりの回転のようだが、バイクの基準で行くと低回転である。ちなみにこのバイクは18000回転まで上げることが出来る。
4000回転くらいなら空ぶかしでなければそれほどの騒音にならない(深夜除く)
3速で時速30キロを出そうとするとこれくらいの回転になる。なお、時速60キロで巡航するときは6速5000回転になる。

雨が本降りになる前にバイクや工具を片付け、今度はバイク屋さんに行くことにした。ただし車で。
オイル漏れが発生したときに対処するためのガスケットを手に入れておくことと、このエンジンでこの種のトラブルは意外と多いのか、かなりマイナーなのか、こういう対処方法は正しいのかなどをバイク屋さんに聞きに行くためである。

ところが奥さんのみで旦那さんがいなかった。なのでこういう質問には答えられないが部品注文だけは受け付けてもらった。ついでにこの年式のパルスジェネレータが在庫にあるか調べてもらったところ、「ない」とのことだった。ガスケットのほうはあった。このエンジンそのものは2000年初頭に出たバイクではまだ使われていたからである。ただし、パルスジェネレータの形式が変わっており互換性については不明である。

そして、修理自体はやめざるを得ないということであった。事情は割愛する。
このバイク屋さんに以前に行ったときは7月はじめ。そのときは元気だったのになぁ…。
バイクに致命的な故障(今回の件)が起きたのが7月の終わりから9月の間。
結果論で言うと、もし今回自力で直せなかったらこのバイクは不動車のままだった。

バイクは無事復活したが、気持ちが落ち込んだ1日になってしまった。


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金曜日の研修のこと

先週の金曜日に行政書士会で研修があった。
その研修のために事務所を出る直前に簡易書留が届いた。
内容はこの間提出した「申請取次」のための東京入国管理局長名の(申請取次業務ができる旨を証明する)届出済証である。

文面は「上記の者は、入管法施行規則の規定に基づき届出を行った弁護士・行政書士であることを証明する。」
である。この文面の上に所属会が「新潟県行政書士会」とあり、私の所属が分かるようになっている。

今回の研修は「特殊車両通行許可オンライン申請」に関する研修で、ノートパソコン持っている人は持ち込んでもかまわないというものであった。私はノートパソコン持っているので、これを持ち込むことにした。
ほとんど事務所で固定で使っているのでバッテリーはいつも満充電であった。で、講義中はバッテリーが持つだろうということでACアダプターは持っていかなかった。リチウムイオン電池は満充電のままだとバッテリー容量が減るという特性があり、私もそれを知っていたが、これほどひどいものだったということを後で知ることになる。

なおここでいう「特殊車両(特車)申請」とは、積載車両が重過ぎるとか大きすぎるとかで通常の道路交通法などの基準では違反になるものを許可を得て通れるようにするというものである。
有名なのは新幹線を陸送で運ぶ…なんてのがそうだが、積荷が20tを超えているとか、車幅が積荷によって2.5mを超えてしまうとか、高さが3.8mを超えてしまうとかそういうものを運ぶときに必要になる許可である。なので、この許可を受けて走っている車は意外と多いと思う。

運転免許を持っている人は知っている(ことになっている)「荷台の長さの10%を超えるものを積む場合は、積荷の後ろに赤い布をつけて、事前に出発地を管轄する警察署長に届けなければならない」というものもある。
(例:荷台が4mの車に4.4mを超える長さの物を積む場合がこれにあたる。)
今回の研修で行うのは、この届出とは別のずっと難しいものである。

行政書士会についてすぐにパソコンの電源を入れた。バッテリーは100%を示しており、2時間半は持つことを示していた。早めに行って電源を入れていたのと研修中に実際にパソコンを使う間がおおよそ1時間ほどあった。
その間にパソコン内のバッテリーがほぼ空になっており、さて国土交通省のページを開いて…としているときにバッテリー残量警報が鳴り「残り時間5分」と表示されてしまった。

結局持っていったノートパソコンは役立たずで、隣の先生と一緒に入力作業を行った。
この数値の意味はこう…とか、ここにこれを入力して「実行」を押す…という感じで作業をし、研修で予定していたところまで進めることが出来た。

実は特殊車両に関する研修は以前にも受けたことがある。…が、あとで自分でやってみてもうまくいかなかったので、再度自分のノートパソコンで実際に打って見ようとおもってみたわけである。
結果的に自分で打つことは出来なかったが、今度はちゃんと理解することが出来た(と思う)

この作業の中では本来は運行経路をこのシステム上のデジタル地図を参照して…というものがあるのだが
(前回の研修ではこれも行った)実際にやってみるとシステムが異常に重く、なおかつユーザインターフェィスも5年位前のネット地図のような感じで非常に使いにくい代物であった。
このデジタル地図には「交差点番号」というものがあり、これを拾いながら出発地から到着地までつなげていくようにしていく。ところが、高速道路、国道、県道は大体番号が付いているものの、市町村道で付いているのはまれで、また別の方法を使わなければならない。

今回は時間の都合上「種明かし」で交差点番号を初めからテキストに載せておいて、それを入力するだけでOKという風になっていた。

そして、実はオンライン上でデジタル地図を使うよりも、オフラインで使える「道路情報便覧」というのを入手して番号を拾っていったほうが簡単であるということも説明してもらった。
これはネット上にはなく、国道工事事務所などにあり、無料で貸し出しをしてくれるとの事であった。

早速研修終了後に国道工事事務所に行き、これを貸していただいた。
ただし、オンラインと違い、内容の改訂がされても自動的に変わらないので、定期的に(毎年4月)に新しいものをそのつど借りてインストールする必要があるとの事だった。

事務所に戻って改めて自分のパソコンでやってみたところ、この方法で簡単に作成することが出来た。
もっとも、このオフラインの便覧も操作性はあまりいいものではなかったが、オンラインでやるとそれに重さが加わりかなりきついことになる。それに比べればこれははるかに使いやすいといえる。
夜が明けたら、いろいろな経路を想定してやってみようと思う。

また、ノートパソコンのバッテリーについては、放電→充電→放電→70%程度まで充電…という感じでやってみたら容量が回復した。これについては時々放電し再度充電するようにしなければならない。
今の状態で満充電状態から1時間半程度は持つ。容量メーターは当てにせず、放電時間で管理すれば金曜日のときのようなことはもう起こらないだろう。

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エンジン不動の原因追求作業

実は私の250ccのバイクCBR250Rのエンジンが7月末にかけたのを最後にかからなくなってしまっていた。
昨日、これの修理を行った。実際は修理は出来なく、故障原因の特定がほぼ出来ただけになってしまったが…。

8月は猛暑でとてもバイクに乗る気にはならなかったので、9月に「久しぶりに…」と思って走ろうとしたら、セルモーターは回るもののエンジンの始動反応がまったくなかった。バッテリーを充電し再度やってみたが同じくかからない。
こういう場合は、何らかの理由でガソリンが回っていない、点火プラグに火花が飛ばない・もしくは弱い火花しか飛ばない、圧縮が抜けている(詳細な説明略。エンジン本体に重大な故障を抱えている)などが考えられる。

こういう場合、サービスマニュアルを見ながらさまざまなチェックをして、故障箇所を絞り込んでいく。
セルモーターが回らないからエンジンがかからないのか、回るのにエンジンがかからないのかでは故障原因が大きく違う。

私の場合、セルモーターはきちんと回り、灯火類も正常に作動する。ただし、点火プラグの火花チェックを行ったところ火花が火花がまったく飛んでいないことが分かった。もっとも、このバイクのエンジンの場合、点火プラグが4本あり、一番左と右の二本だけは容易に外せるが、特に左の三番目は外すのに相当の手間がかかる。プロ向けのマニュアルを見ても、このプラグだけは30分分の工賃をとってもよいとされている。
なので両端の二本だけ見ることにした。両方ともまるで火花が飛んでいなかった。

となると、7月から9月までの間に点火系統に致命的なトラブルが起きていたということになる。

もし、この時点で火花が十分に飛んでいたのなら、点火系統は正常なので、キャブレターの詰まりを疑うことになる。キャブレターとは、ガソリンと空気を必要なだけ効率的に混ぜてエンジンに送り込む役割を持つ部品で、結構細かい穴がたくさんあり、長い間乗っていないとその中でガソリンが腐り穴を詰まらせて正常に作動しなくなることがある。

このキャブレターは四輪ではかなり早いうちにフューエルインジェクションに変わっていたが、二輪では長らくキャブレターのままであった。その大きな理由はコストにあり、四輪用の比較的大きいインジェクションも二輪用の小さなインジェクションもさほど値段が変わらない。1000ccの車のインジェクションが10万したとして、50cc(原付)が20分の1の5000円ですむかというとそうは行かないのである。
このような理由で長らく二輪はキャブレターが使われていたが、数年前の排ガス規制でもはやキャブレターのままではこれをクリアできない状況になってしまった。「エコ」の名の下にそうなったのである。
現在新車で販売されている二輪車は原付でさえもすべてインジェクション仕様である。そのせいで原付スクーターの値段が5万円ほど上がってしまった。

サービスマニュアルの故障診断フローチャートの通りに診断を進めていく。その際、必然的にあちこちの部品を外さなければならない。例えばAという部品をチェックするのにBという部品が邪魔な場合、そのBも外さなければならない。さらに、Bを外すのにCという部品が邪魔な場合Cも外さなければならない。
こういうことがバイクの場合も車の場合もその他の機械の場合もよくある。

例えばイグニッションコイル(点火プラグの直前にある部品で、点火信号を受けて高電圧を発生させる部品)を調べる場合、燃料タンクとエアクリーナー(キャブレターに外の空気の汚れを吸わせないようにするフィルター)を外さなければならない。

電気系統のほとんどはテスターで調べることが出来る。イグニッションコイルの場合、抵抗値を測ってサービスマニュアルの適正値にあれば正常ということが出来る。これは正常のようだった。

自動二輪と呼ばれるくらいのバイクにはほぼ必ずといっていいほど付いているキルスイッチ(非常時にエンジンキーオフせずに直ちにエンジンを切ることが出来るようなスイッチがある。キーオフと違い、両手をハンドルから離さなくても操作できるようになっている)これがおかしいと、セルが回るのに点火プラグに火花が飛ばずにエンジンがかからないということがある。これに関しては真っ先にチェックした。正常だった。もし異常ならこのスイッチを配線をいじってジャンプ(つまり迂回路を作って)させてチェックを続けることが出来る。これで火花が飛べばこのキルスイッチが異常ということになる。これのせいだったらどんなに楽だったか…。

スパークユニット(点火制御用のメインのコンピュータ)は実は以前ヤフオクで投売りしていたときに買っておいたので、ためしにこれを付け替えてみた…がダメだった。ということは、スパークユニットは正常ということになる。なお、このユニットは電装系でもっとも高価な部品で2万3千円くらいする。いま新品で買ったとすると4万円を超える可能性がある。もっとも買えればまだいいほうで、そもそも在庫がない可能性が高い。

ところで、エンジンをかけてまわし続けるには、適切なタイミングで点火プラグに火花を飛ばし続けなければならない。この「適切なタイミング」を生み出す部品にパルスジェネレータというものがある。

エンジンが早く回っているときはこのパルスジェネレータがスパークユニットにその情報を送り、それを元にスパークユニットはイグニッションコイルに点火信号を出す。それを受けたイグニッションコイルは高電圧を発生させて点火プラグに火花を飛ばさせ、エンジン内部でガソリンと空気の混合気を爆発させる。その爆発によって得られらたエネルギーでエンジンが回転する。

パルスジェネレータが正常かどうかはテスターで電気抵抗を測って調べる。これはセンサーの一種で2個のセンサーとエンジンと直結された回転するものとで構成されている。このセンサーの1個の電気抵抗値が異常だった。

つまり、パルスジェネレータ不良で点火タイミングがつかめない→スパークユニットが作動しない→(中略)→エンジンがかからない。ということになる。

実際はこの文章とは違う順番で調べているが、これを発見するのに3時間近くかかった。
通常「エンジンがかからない」という問題に対して、「パルスジェネレータ不良」だとすぐに断定できる人間はプロでもいない。普通はほかの可能性から探るし、それが正解である。まず、キーはONの位置にしましたか?キルスイッチはRUNの位置ですか?セルは回りますか?ガソリンはちゃんと入っていますか?から始まるものである。

機械モノは故障原因を突き止められたらもう半分以上仕事が終わったといってもいい。
また、結果的に交換すべき部品が100円でも故障診断に数時間かかるケースだってある。

今日は原因をほぼ断定したところで終了し、ネットで同様のトラブルに見舞われている人のブログなどを検索してみた。そうしたところ、不動車両のレストア(復活のための修理)している人が同様のトラブルに直面し、どのように解決したか書かれていた。

パルスジェネレータを直接見えるようにするにはエンジンオイルをあらかじめ抜いておくこととサービスマニュアルにあったが、このブログを見る限り、この分解をする際に漏れるオイルはごく少量で抜く必要はなさそうである。この情報は非常に貴重で、一旦オイルを抜く必要がないことが分かれば、かなりの手間を省くことが出来る。

考えてみれば、このバイクは1989年製で22年目に入っている。この種の電装は壊れにくいとされているが、それだけの年数を経るとどこが壊れても不思議ではない。

後日続きの作業を行おうと思う。


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プロフィール

大塚 義行

Author:大塚 義行
平成21年4月から新潟県田上町で行政書士として開業いたしました大塚義行と申します。
(行政書士登録番号09180501号)
これに加え、平成28年10月から同所で社会保険労務士としても開業いたしました。
(社会保険労務士登録番号15160011号)

昭和51年(1976年)7月24日生まれ。
平成11年(1999年)に地元の大学を卒業。

紆余曲折を経て現在に至ります。

メールアドレス gyousei_ohtsuka-office.jp
(社労士業務用)sr_ohtsuka-office.jp
(注:メールアドレス中の_を@と変えてください。スパムメール対策です。)

URL
http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html
twitter
https://twitter.com/ohtsuka_office

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