醜い「肩書き」にとらわれた人たち
ネット上で以下のような記事があった。
http://www.news-postseven.com/archives/20110214_12695.html
NEWS ポストセブン・元上場企業役員(65)「職業欄に“無職”と書くのは何よりの屈辱」
記事を要約すると、上場企業役員であった人がそこを定年退職して、肩書きがなくなって「無職」となり、ほかの「無職」と変わらない。一緒にされて屈辱的だ、腹立たしいとのことである。
上場企業の役員まで登りつめて、それで定年退職だったら、それだけでも十分凄いことなんじゃないんでしょうか?
「元上場企業役員」であった現在無職であれば他人から後ろ指を指されることはないでしょう。
仮に一般の会社員で定年退職をむかえて、現在無職だったとしても別にいいんじゃないんですかね。
無職(65)であれば、多くの人が「ああ、この人定年退職したばかりなんだな」と思うのではないのではないか。
なのに、この「無職」の人は、他の無職の人と違うんだと差別的なことを言っている。
逃げ切り世代と言われて気に食わないというが、高度経済成長期を経験、働けば働くほど状況が自分の状況が確実によくなっていく。(たとえ、明確に自分の働きであることが分からない場合でも)
さらに、高額な厚生年金もある。当時は掛け金も安かった上に報酬(給料)の高い人は相応の額をもらうことが出来る。
そして今の状況は不況である。今の時代、22歳で就職して同じ会社で10年勤めている人よりも、10年前に退職して年金生活している人の方が収入が多いなんてことがざらにある。
この世代の全員を「逃げ切り」とは言わないが、この記事・このブログであげたケースは「逃げ切り」といっても差し支えないであろう。
私が今この仕事をするようになってからいろいろなタイプの高齢者(私は「老人」とは言わない)と出会うようになった。
私が依頼人や依頼人の関係者の方の所に行くとさまざまな「高齢者」の方から、私自身のことを聞かれることがある。
民間で満足に勤まらなかったダメ人間(とおそらく思われているだろう)とみなされる場合もある。一方で、今の不況の世の中を十分に理解し、なおかつ私自身の境遇も理解したうえで「よくそんな中を自力で突破した!」と言ってくださる方もいる。
その中には、太平洋戦争で本物の「突破・脱出作戦」で生還された方もいる。
件の記事では無職を一くくりにするなという。高齢者も一くくりにするなという。
私は高齢者を一くくりにはしない。これはかつてこのブログでも書いたことがある。
件の記事の高齢者は「二番目に悪い」(10段階評価でいうのなら2)タイプだと思う。
ちなみに一番目は「私自身に直接的、もしくは間接的に危害を加えるタイプ」をいう。
その危害は必ずしも刑罰法規に触れるものでなくてもかまわない。面倒なことは「若造」に押し付けて自分は楽しようとするようとし、そのしわ寄せで異常なほど苦労させるようなケースも含む。
一番目に悪いタイプ(10段階評価で1)のほぼ100%は勤務先で出会った高齢者である。
件の「二番目に悪い」タイプは、自分の属している・属していた組織の力=自分の実力だと勘違いしている。
こういう勘違いタイプは組織から外れると「無能なただの人」になる。
有能な人は「元○○」という肩書きも使いつつ、それに見合った能力を自分だけで発揮できる。
そうした人には行政書士として独立してから何人も出会うことが出来た。
ちなみに三番目に悪いタイプ(10段階評価で3)は「高齢者であることだけを理由に、当然に敬わられなければならないと思い込んでいる人」である。たしかこのブログで触れたのはこのタイプだったと思う。
逆に10段階評価で7以上といっていい人たちは「いまどきの若い者たちは…」とか言わない。
戦中・戦後まもなくの「苦しさ」と現代の「苦しさ」を別物としてとらえることができる。
7以上といったが、これくらいになると自分ごときが評価しちゃいけない気がしてくる。だからこういう表現をした。
私はこの10段階評価で1~3の「高齢者」がこの世の中を悪くしている原因の多くを作っているのではないかと思えてならない。むろん証拠もなければ明確な根拠もない。だけどそうとしか思えないのである。

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http://www.news-postseven.com/archives/20110214_12695.html
NEWS ポストセブン・元上場企業役員(65)「職業欄に“無職”と書くのは何よりの屈辱」
記事を要約すると、上場企業役員であった人がそこを定年退職して、肩書きがなくなって「無職」となり、ほかの「無職」と変わらない。一緒にされて屈辱的だ、腹立たしいとのことである。
上場企業の役員まで登りつめて、それで定年退職だったら、それだけでも十分凄いことなんじゃないんでしょうか?
「元上場企業役員」であった現在無職であれば他人から後ろ指を指されることはないでしょう。
仮に一般の会社員で定年退職をむかえて、現在無職だったとしても別にいいんじゃないんですかね。
無職(65)であれば、多くの人が「ああ、この人定年退職したばかりなんだな」と思うのではないのではないか。
なのに、この「無職」の人は、他の無職の人と違うんだと差別的なことを言っている。
逃げ切り世代と言われて気に食わないというが、高度経済成長期を経験、働けば働くほど状況が自分の状況が確実によくなっていく。(たとえ、明確に自分の働きであることが分からない場合でも)
さらに、高額な厚生年金もある。当時は掛け金も安かった上に報酬(給料)の高い人は相応の額をもらうことが出来る。
そして今の状況は不況である。今の時代、22歳で就職して同じ会社で10年勤めている人よりも、10年前に退職して年金生活している人の方が収入が多いなんてことがざらにある。
この世代の全員を「逃げ切り」とは言わないが、この記事・このブログであげたケースは「逃げ切り」といっても差し支えないであろう。
私が今この仕事をするようになってからいろいろなタイプの高齢者(私は「老人」とは言わない)と出会うようになった。
私が依頼人や依頼人の関係者の方の所に行くとさまざまな「高齢者」の方から、私自身のことを聞かれることがある。
民間で満足に勤まらなかったダメ人間(とおそらく思われているだろう)とみなされる場合もある。一方で、今の不況の世の中を十分に理解し、なおかつ私自身の境遇も理解したうえで「よくそんな中を自力で突破した!」と言ってくださる方もいる。
その中には、太平洋戦争で本物の「突破・脱出作戦」で生還された方もいる。
件の記事では無職を一くくりにするなという。高齢者も一くくりにするなという。
私は高齢者を一くくりにはしない。これはかつてこのブログでも書いたことがある。
件の記事の高齢者は「二番目に悪い」(10段階評価でいうのなら2)タイプだと思う。
ちなみに一番目は「私自身に直接的、もしくは間接的に危害を加えるタイプ」をいう。
その危害は必ずしも刑罰法規に触れるものでなくてもかまわない。面倒なことは「若造」に押し付けて自分は楽しようとするようとし、そのしわ寄せで異常なほど苦労させるようなケースも含む。
一番目に悪いタイプ(10段階評価で1)のほぼ100%は勤務先で出会った高齢者である。
件の「二番目に悪い」タイプは、自分の属している・属していた組織の力=自分の実力だと勘違いしている。
こういう勘違いタイプは組織から外れると「無能なただの人」になる。
有能な人は「元○○」という肩書きも使いつつ、それに見合った能力を自分だけで発揮できる。
そうした人には行政書士として独立してから何人も出会うことが出来た。
ちなみに三番目に悪いタイプ(10段階評価で3)は「高齢者であることだけを理由に、当然に敬わられなければならないと思い込んでいる人」である。たしかこのブログで触れたのはこのタイプだったと思う。
逆に10段階評価で7以上といっていい人たちは「いまどきの若い者たちは…」とか言わない。
戦中・戦後まもなくの「苦しさ」と現代の「苦しさ」を別物としてとらえることができる。
7以上といったが、これくらいになると自分ごときが評価しちゃいけない気がしてくる。だからこういう表現をした。
私はこの10段階評価で1~3の「高齢者」がこの世の中を悪くしている原因の多くを作っているのではないかと思えてならない。むろん証拠もなければ明確な根拠もない。だけどそうとしか思えないのである。
大塚行政書士事務所 http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html

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