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聴聞・弁明代理講習とその後のお話

先週21日に「聴聞・弁明代理講習」というのが行政書士会であった。

この聴聞・弁明の代理の付与というのは、行政庁の行った不利益処分(許可の不許可、法令違反による取消し処分、身分の剥奪などの処分など)に対し、程度の重いものは「聴聞(ちょうもん)」それ以外は弁明の機会の付与という、処分を受けた側の「反論のチャンスを与える」というものである。

実は聴聞という言葉は法律を学ぶ前から聞いたことがある、バイク雑誌で「免許取消し処分」をなされようとしていた人の体験談の中でこの「聴聞」という言葉を始めて聞いた。たしかに、運転免許取消しは「法令違反による取消し処分」に当たる。

ちなみに行政用語の「処分」とは行政庁の処分その他公権力の行使に当たる行為をいう(行政手続法第二条2)
なので、実は免許更新の際も実は「処分」をされている。ただ、誰も損をしないし、実際それに携わる公務員もそこまで考えていないと思う。
運転免許更新すると、いろいろなものが入った袋がもらえないだろうか?その中に小さい紙で「この処分に不服がある方は、処分を知った次の日から60日以内に新潟県公安委員会に審査請求することができる旨が書かれていたりする。

話を戻して、聴聞ってことになると、行政庁に対して事実上一種の争いを起こすことになる。
前の「特上カバチ」の話で、行政書士は他人と争えない旨を書いたが、ここで問題が起きる。
一方、改正行政書士法で聴聞、弁明の機会の付与の代理権が付加された。
そうなると、行政書士は、実質どこまで関与できるのかが問題になる。講習を受けてきて、復習してみたが、いまだにそのボーダーラインが不明瞭である。

許認可を与える行政庁が重大な事実誤認をして、その結果不許可とされたケースとか、そんなのにしか適用できないように、今の私には思える。

今回の講師の方は関西の方で、新潟の雪に驚かれていた。でも、もしもう1週間前に来たら驚くだけではすまなかったと思う。

この講師の先生は、当時先生のところであった役所の行き過ぎた行政指導、その役所の許認可に係る独自の判断基準(内部マニュアルがあった)を法律を武器にしてそれに立ち向かい、そうした不当なものを一切排除したという経歴のあるつわもので、それでいて経歴を見ると私よりも4歳年上でしかなかったりする。

繰り返すが、私にとってこの講義は難しすぎると思った。復習すればするほど、新たな疑問点が出てくる。

この先生の講義のあとで、近くにいた先生と話し込んだ。
講師の先生は役人と戦うというスタンスのようだが、私はむしろ役人を信じている。という話をしたところ、その先生も乗ってくれた。
その先生は行政書士のキャリアがかなりあり、その先生の駆け出しのころに先輩の先生に「役人とはケンカするな」といわれたそうである。
私は、誰からも言われるまでも無く役人とはおおらかに接するようにしている。(というか、おおらかに接しようとするのは誰に対してもそうである)
私が役人を信じているのは、きちんと抑えるところを抑えていれば、多少変なところがあったとしてもなんとか対応してくれることが多いということ。言い換えれば、結構融通が利く。

一方、私がいままで勤めていた民間企業では、そんな融通が一切利かず、その根拠もあってないようなものであったりする。一方、私以外の人間が同じことをやると許されたり、そもそも初めからなにも問題が無いように扱われたりしていた。どうしてそうなるのかはわからなかった。もう考えても無駄であろう。

お役所は、正直に「分からないので教えてください」といえば、「あんた行政書士でしょ?」などと言われることも無く、親切に教えてもらえる。

確かに昔の役所は横柄な人が多かったように思う。しかしながら、いろいろな批判があってマナー教育がなされて改善されたのではないのかと思う。当然民間でももっと前にやっていた(はず)なことである。

しかし人間というものは、同じ教育を受けても同じ結果を出すことができないものである。
マナー教育を受けても横柄さが抜けない人間はたくさんいる。それが私の場合、私が所属していた民間に多かったというわけである。
何が違うのか。ぶっちゃけていうと、その人の生まれつきの素養なのではないかと思う。
そういう素養が無い人間が教育を受けても、忙しさで余裕がなくなると簡単に「めっき」がはがれてしまう。
そんなのを何度も見てきた。

この先生との話しに話を戻す。
この先生は、お役人を根本的に「性悪説」で見ているそうである。(講師の先生も、そうであるはずである)
一方私はお役人を「性善説」で見ている。…という大きな考えの差があることが分かった。

しかしながら、重要な共通点を見つけることができた。どちらも「人によって態度を変えない」ということである。
自分にとって「格上」「格下」と区別して態度を変えるようなことはしない。
この態度は二人とも車の運転するときにも通しているというところまで一致した。
お互いに、たとえば「軽自動車に割り込みされたときと、その筋の人が乗っていそうな高級外車に割り込みをされたときと、態度を変える必要がどこにあるのか?」と考えているということである。
ちなみに私の場合、めったにクラクションは使わないが(いまのアトレー7も4月から乗り始めて5回程度しか使っていない)本当に必要であれば、相手がその筋の人だろうが、パトカーだろうが使うし、前の仕事時代に実際に使った経験もある。パトカー側が信号無視(西日で信号が見えなかったと思われる)して衝突しそうになったので使った。
本当に必要なだけ鳴らし、ヒステリックに鳴らすようなことがなければ問題はまず起きないだろう。

ちなみに、私の経験から「”ある種の属性”を持っている車は非常に危険で、十分な注意を要しませんか?」と聞いたところ、先生もまったく同じことを思っていらした。

大塚行政書士事務所 http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html



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コメント

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No title

おはようございます。
昨日はありがとうございました。
傘持っていなかったので助かりました。
今度お返しができればいいのですが。

私は来月11日、ワシントンホテルで開催される成年後見シンポジウムに参加しようと思っています。参加は無料です(懇親会は別途3000円)。司法書士さんが行うものなので勉強方々挨拶しに行って来ようと思います。
まだ若干席があるそうなので先生もいかがですか?
申し込み書は私のところに有ります。
ご検討ください。
私の補助者にもできれば参加するようにと言ってあります。

No title

>雪風さん
昨日はお疲れ様でした。
異音がしまくっている車で申し訳ございませんでした。
(駆動ベルト鳴き止め剤吹いたら止まりましたが…)

お返しは…私もこの前成年後見の本を貸していただけましたし…持ちつ持たれつでいいんじゃないかと思っています。

さて、司法書士向け成年後見シンポジウムの件ですが、大変興味があります。
昨日のお話しでも、いろいろな人と接するのが一番いいというお話を聞かせていただいたわけですし、実践しないと。

というわけで、夜が明けたら、急用がなければ午後に先生の事務所に伺おうと思うのですが、大丈夫ですか?
また、その際は駐車スペース足りますか?もし車でダメそうであればバイク(冬仕様)でお伺いさせていただきたいと思います。
プロフィール

大塚 義行

Author:大塚 義行
平成21年4月から新潟県田上町で行政書士として開業いたしました大塚義行と申します。
(行政書士登録番号09180501号)
これに加え、平成28年10月から同所で社会保険労務士としても開業いたしました。
(社会保険労務士登録番号15160011号)

現在43歳 性別 男 身長156cm、体重54kgくらい。

昭和51年(1976年)7月24日生まれ。
平成11年(1999年)に地元の大学を卒業。

紆余曲折を経て現在に至ります。

メールアドレス gyousei_ohtsuka-office.jp
(社労士業務用)sr_ohtsuka-office.jp
(注:メールアドレス中の_を@と変えてください。スパムメール対策です。)

URL
http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html
twitter
https://twitter.com/ohtsuka_office

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