著作権相談員養成研修会とその後
昨日、行政書士会で行われた「著作権相談員養成研修会」に参加してきた。
私はこの種の研修会に参加するときは、行政書士会の近く(数百メートル)の駐車場に入れておくのが通常である。
なぜなら、ほとんどの研修会では参加者が多く行政書士会の駐車場がすぐに満杯になるからである。
こういうところでは「早い者勝ち」の理屈は適用すべきではない。なぜなら、こうしたときの駐車場はまず
1、講師の先生
2、高齢・体が不自由などの理由で、あまり歩けない人・歩くのがつらい人
3、会場の設営のために必要な機材を持ち込まなければならない人
4、公共交通機関が不便な場所から出席している人
の順で優先されるべきであるからである。そして私はこのいずれにも該当していない。
今までの研修会(特に成年後見)では、行政書士会では初めてだったので、参加者が非常に多かった。
しかし、今回の著作権の研修会では参加者が非常に少なく、いつもどおり有料駐車場に入れてから行政書士会に来てみたら車がほとんど無かった。
この研修会はほとんど毎年行われているそうで、一度参加すれば次の年からは出ないという感じのようである。だから参加人数が少ないんだなと納得した。
この研修は成年後見の講習と違い、午前から午後まで1日フルに使って行われた。なので、午前の部が終わってから行政書士会事務局の了承を得て行政書士会の駐車場に停めさせてもらった。これで少しは駐車料金の節約になる。
肝心の研修の内容であるが、著作権関係の法令が改正された直後の研修だったので、最新の情報を得ることができた。
また、著作権について知らなかったり、誤解していた点が意外とあったので、その点についても非常にためになった。
著作権での「○○権」とは他人が無断で○○することをとめることができる権利である。(許諾権)
この辺の明確な定義は知らなかった。
また、「二次創作物」と似ている「二次的著作物」というのがあることも知った。
後者はたとえば、元の著作物を原作として映画化したり、翻訳して出版したようなものをいう。
これを作るには原作の著作者の了解が必要である。
二次創作物とは、同人誌などの世界で、元の漫画やアニメ、ゲームなどのネタをパロディー化して創作されたものを言う。この世界ではほとんどの二次創作物は原作者の了解を得ていない。
つまり、厳密には著作権法違反の状態であるが、原作者が黙認している限りでは二次創作物で対価を得ていても(グレーゾーンではあるが)いいということになる。
実は原作者側にもメリットがある場合がある。二次創作物から原作を知って興味を持ち原作を購入するというケースが結構多いのである。たとえば、原作が1作品あるとして、これがよいものであるのだがあまり知られていない。(一般に同人作家は広告能力が乏しい場合が多い)これを見た二次創作者が多く現れた場合、原作者側から見て結果的に勝手に宣伝してくれたことになる。
私の場合、去年の6月のブログで書いた「東方Project」のシューティングゲームの存在を二次創作で知った。
商用作品(一般の出版を業とする企業が出版したもの)でも無断の二次創作に寛容なところもある。
これは「勝手に宣伝」の効果を期待しているケースが多いのだが、中には「二次創作された」事自体を原作にフィードバックして更なるネタにしているケースもある。
つまり、原作者と二次創作者が共存共栄しているのである。
一方、著作権について非常に厳しいところもある。本来はこちらが通常の形なのだろう。
私もブログを書いたり、ホームページ作成の際には注意しなければならない。
講師の先生によると、著作権法違反の被疑者は罪の意識が非常に薄く、逮捕状を突きつけられても「何で?」という反応をする被疑者がほとんどだそうである。
この研修には修了考査があり、これに合格すると「著作権相談員」と名乗ることができるようになり、文化庁をはじめ、いくつかの団体にその合格者名簿が送られるようになっている。
ただし、これはあくまでも行政書士会が行っている考査に合格したというだけで、文化庁の認定資格ではない。
考査の採点は終了後即時に行われ、私は合格することができた。…が正直言ってもうちょっといい点を取りたかった。
午後の研修が始まってからずっと吹雪いていたので、離れた駐車場から行政書士会の駐車場に移動しておいたのは正解であった。
一人の先生がこの駐車場にいらしたので、最初は「ああ、タバコ吸おうとしているのかな?」と思った。
最近は、喫煙者(マナーのいい人に限る)にとって非常に厳しい社会環境にあることは非喫煙者であり、タバコに一度も口をつけたことすらない私でも理解している。多くの建物内で喫煙できない(行政書士会もダメ)、歩きタバコもダメ、公共交通機関の中でもダメ、他人の車の中でも多くの場合はダメ…となれば、こういうところで携帯灰皿を持って吸うしかない。
マナーの悪い喫煙者は社会的制裁を受けるべきだが、マナーのよい喫煙者には社会はもう少し寛容でもいいのではないかと、私は思う。
この先生にお声がけして、タバコ云々でもなければ、この研修会のあとの予定もなくあとは事務所に戻るだけとのことだったので、私のほうから「帰りの方角も変わりませんし、乗っていきませんか?」と言った。
あとで分かったことなのだが、これほどまでに天候が悪化するとは考えておらず、傘が無く駅までどうしようかと思った…とのことであった。
で、車のエンジン掛けてみると、異音がする。にしてもどうして私一人とか、私の家族が乗っているとき以外に限ってこういう音が出るんだろうと思う。「ある意味、違法改造車よりもみっともないなぁ…」とつくづく感じた。
そのまま先生の事務所まで行き、そこでお茶を頂いて少し雑談をした。実は田上よりも遠くまで走っているのだが、そんなことは気にしない。気にするのであれば、そもそも「乗っていきませんか?」なんて言わない。
そこで、いろいろためになるお話を聞かせていただいた。これを概略だけでも書くと長くなるのでばっさりと省略する。
今日は研修とあわせて非常に有意義な時間をすごすことができた。

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私はこの種の研修会に参加するときは、行政書士会の近く(数百メートル)の駐車場に入れておくのが通常である。
なぜなら、ほとんどの研修会では参加者が多く行政書士会の駐車場がすぐに満杯になるからである。
こういうところでは「早い者勝ち」の理屈は適用すべきではない。なぜなら、こうしたときの駐車場はまず
1、講師の先生
2、高齢・体が不自由などの理由で、あまり歩けない人・歩くのがつらい人
3、会場の設営のために必要な機材を持ち込まなければならない人
4、公共交通機関が不便な場所から出席している人
の順で優先されるべきであるからである。そして私はこのいずれにも該当していない。
今までの研修会(特に成年後見)では、行政書士会では初めてだったので、参加者が非常に多かった。
しかし、今回の著作権の研修会では参加者が非常に少なく、いつもどおり有料駐車場に入れてから行政書士会に来てみたら車がほとんど無かった。
この研修会はほとんど毎年行われているそうで、一度参加すれば次の年からは出ないという感じのようである。だから参加人数が少ないんだなと納得した。
この研修は成年後見の講習と違い、午前から午後まで1日フルに使って行われた。なので、午前の部が終わってから行政書士会事務局の了承を得て行政書士会の駐車場に停めさせてもらった。これで少しは駐車料金の節約になる。
肝心の研修の内容であるが、著作権関係の法令が改正された直後の研修だったので、最新の情報を得ることができた。
また、著作権について知らなかったり、誤解していた点が意外とあったので、その点についても非常にためになった。
著作権での「○○権」とは他人が無断で○○することをとめることができる権利である。(許諾権)
この辺の明確な定義は知らなかった。
また、「二次創作物」と似ている「二次的著作物」というのがあることも知った。
後者はたとえば、元の著作物を原作として映画化したり、翻訳して出版したようなものをいう。
これを作るには原作の著作者の了解が必要である。
二次創作物とは、同人誌などの世界で、元の漫画やアニメ、ゲームなどのネタをパロディー化して創作されたものを言う。この世界ではほとんどの二次創作物は原作者の了解を得ていない。
つまり、厳密には著作権法違反の状態であるが、原作者が黙認している限りでは二次創作物で対価を得ていても(グレーゾーンではあるが)いいということになる。
実は原作者側にもメリットがある場合がある。二次創作物から原作を知って興味を持ち原作を購入するというケースが結構多いのである。たとえば、原作が1作品あるとして、これがよいものであるのだがあまり知られていない。(一般に同人作家は広告能力が乏しい場合が多い)これを見た二次創作者が多く現れた場合、原作者側から見て結果的に勝手に宣伝してくれたことになる。
私の場合、去年の6月のブログで書いた「東方Project」のシューティングゲームの存在を二次創作で知った。
商用作品(一般の出版を業とする企業が出版したもの)でも無断の二次創作に寛容なところもある。
これは「勝手に宣伝」の効果を期待しているケースが多いのだが、中には「二次創作された」事自体を原作にフィードバックして更なるネタにしているケースもある。
つまり、原作者と二次創作者が共存共栄しているのである。
一方、著作権について非常に厳しいところもある。本来はこちらが通常の形なのだろう。
私もブログを書いたり、ホームページ作成の際には注意しなければならない。
講師の先生によると、著作権法違反の被疑者は罪の意識が非常に薄く、逮捕状を突きつけられても「何で?」という反応をする被疑者がほとんどだそうである。
この研修には修了考査があり、これに合格すると「著作権相談員」と名乗ることができるようになり、文化庁をはじめ、いくつかの団体にその合格者名簿が送られるようになっている。
ただし、これはあくまでも行政書士会が行っている考査に合格したというだけで、文化庁の認定資格ではない。
考査の採点は終了後即時に行われ、私は合格することができた。…が正直言ってもうちょっといい点を取りたかった。
午後の研修が始まってからずっと吹雪いていたので、離れた駐車場から行政書士会の駐車場に移動しておいたのは正解であった。
一人の先生がこの駐車場にいらしたので、最初は「ああ、タバコ吸おうとしているのかな?」と思った。
最近は、喫煙者(マナーのいい人に限る)にとって非常に厳しい社会環境にあることは非喫煙者であり、タバコに一度も口をつけたことすらない私でも理解している。多くの建物内で喫煙できない(行政書士会もダメ)、歩きタバコもダメ、公共交通機関の中でもダメ、他人の車の中でも多くの場合はダメ…となれば、こういうところで携帯灰皿を持って吸うしかない。
マナーの悪い喫煙者は社会的制裁を受けるべきだが、マナーのよい喫煙者には社会はもう少し寛容でもいいのではないかと、私は思う。
この先生にお声がけして、タバコ云々でもなければ、この研修会のあとの予定もなくあとは事務所に戻るだけとのことだったので、私のほうから「帰りの方角も変わりませんし、乗っていきませんか?」と言った。
あとで分かったことなのだが、これほどまでに天候が悪化するとは考えておらず、傘が無く駅までどうしようかと思った…とのことであった。
で、車のエンジン掛けてみると、異音がする。にしてもどうして私一人とか、私の家族が乗っているとき以外に限ってこういう音が出るんだろうと思う。「ある意味、違法改造車よりもみっともないなぁ…」とつくづく感じた。
そのまま先生の事務所まで行き、そこでお茶を頂いて少し雑談をした。実は田上よりも遠くまで走っているのだが、そんなことは気にしない。気にするのであれば、そもそも「乗っていきませんか?」なんて言わない。
そこで、いろいろためになるお話を聞かせていただいた。これを概略だけでも書くと長くなるのでばっさりと省略する。
今日は研修とあわせて非常に有意義な時間をすごすことができた。
大塚行政書士事務所 http://gyousei.ohtsuka-office.jp/index.html

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